ICE子会社の仮想通貨取引所、仮想通貨先物とカストディサービスを9月23日に開始へ

インターコンチネンタル取引所(ICE)子会社Bakktの代表Kelly Loeffler氏は8月17日、仮想通貨先物取引と仮想通貨のカストディサービスの取り扱いを9月23日より開始することを公表した。

Bakktのビットコイン先物取引が初めて発表されたのは2018年10月23日、機関投資家の資金流入のきっかけになるとして多くの仮想通貨投資家から注目を集めた。しかし、こうした期待とは裏腹に、当局からは顧客資産を保護するためのセキュリティ、インフラストラクチャ、規制の未整備を理由に延期となっていた。

Bakktでは、ニューヨーク州財務省の承認を得た子会社Bakkt Trust Companyのプラットフォーム「Bakkt Warehouse」で、現物のビットコインを保管する。Bakkt Warehouseは、ニューヨーク証券取引所でも使用されているサイバーセキュリティで構築されており、独立したガバナンスとコンプライアンスの要件を満たしている。

Bakktの先物取引は、ICE Clear USにある既存の保証基金によってカウンターパーティーリスクフリーがが保証されている。Bakktは既に、仮想通貨先物取引をはじめるにあたって3500万米ドルの資金をICE Clear USに寄付している。また、Bakkt Warehouseはビットコインを安全に保管できるように、1億2,500万米ドルの保険で保護されているという。

Bakktのビットコイン先物は、価格操作や取引偽造などの懸念のある現物取引市場に依存しないため、ビットコインのベンチマーク価格として機能することが見込める。透明性のあるベンチマークが確立することで新たな仮想通貨関連の金融商品が誕生するとして期待されている。

【参照記事】Cleared to Launch


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藤田 正義

藤田 正義

「難解な用語を誰でもわかるように」をモットーに「HEDGE GUIDE」では、ニュース記事・コラム記事・プレスリリースなどの執筆を担当。チャートを1日中見続ける、海外の情報収集により投資判断を行うなどの経験から、独自のマーケット分析を行う。原動力は、好奇心。