仮想通貨取引所を運営する暗号資産交換事業者は以前は独立系企業が多かったのですが、2017年の仮想通貨市場の盛り上がりを経て誰もが知っているような上場企業も参入してきています。その筆頭がLINE BITMAXと楽天ウォレットです。LINE BITMAXはLINEアプリから利用できること、楽天ウォレットは楽天ポイントを仮想通貨に交換できるといった独自性を打ち出しています。ここでは楽天ウォレットと楽天ポイントの仮想通貨取引サービスについて比較していきます。これから仮想通貨取引所の口座開設を検討している方は参考にしてみてください。
目次
- LINEグループの仮想通貨取引所LINE BITMAX
1-1..LINEアプリから簡単にアクセス!少額で購入ができる
1-2.LINE Payを利用した入出金が便利
1-3.仮想通貨を貸し出して賃貸料を得るレンディングサービス - 楽天グループの仮想通貨取引所楽天ウォレット
2-1.口座開設がスムーズ、日本円入金手数料が無料
2-2.楽天ポイントを仮想通貨に交換できる
2-3.証拠金取引の建玉管理料が無料 - LINE BITMAXと楽天ウォレットの取扱仮想通貨・手数料など比較
- まとめ
①LINEグループの仮想通貨取引所LINE BITMAX
「LINE BITMAX」は、LINE株式会社のグループ会社であるLINE Xenesis株式会社が運営する仮想通貨取引所です。LINE BITMAXはLINEアプリからアクセスでき、スマホだけで口座開設や仮想通貨取引を利用できます。慣れ親しんだインターフェースを使用するため、初心者の方でも気軽に始めやすいと思います。最高水準のセキュリティを備えているので他の取引所・販売所やウォレット間で安全でスピーディーな入出庫が可能です。
1-1. LINEアプリから簡単にアクセス!少額で購入ができる
LINE BITMAXはLINEのグループ会社が提供する仮想通貨取引サービスです。LINEウォレットからアクセスできるのが最大の特徴で、仮想通貨投資が未経験という方・初心者の方でも気軽に利用しやすいでしょう。LINE BITMAXの仮想通貨取引はPCが不要で1,000円以下からでも取引が可能なため、スマホだけで手軽に投資を開始してみたいという方におすすめのサービスです。
1-2. LINE Payを利用した入出金が便利
LINE BITMAXはLINE Payとの連携でスピーディな日本円の入出金が可能。LINE Payですでに本人確認が済んでいるユーザーであれば、LINE BITMAXでの本人確認手続きを短縮できるため、気軽に仮想通貨取引を始めることもできます。日本円への入金はLINE Payからの入金、もしくはLINE Payに登録している銀行口座からの入金の2通りから選べます。
1-3. 仮想通貨を貸し出して賃貸料を得るレンディングサービス
仮想通貨貸出サービスは、ユーザーが保有する仮想通貨をLINE BITMAXに一定期間貸し出し、賃貸料を仮想通貨で受取れるサービスです。LINE BITMAXが取り扱う5種類の仮想通貨に対応しています。
②楽天グループの仮想通貨取引所楽天ウォレット
楽天ウォレットは、楽天グループの連結子会社である楽天ウォレット株式会社が運営する仮想通貨取引所です。楽天ウォレットはスマートフォンアプリでの利用に特化しており、現物取引は3種類の仮想通貨(ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ)を100円相当から購入できます。レバレッジ取引専用アプリ「楽天ウォレットPro」では4種類の銘柄(BTC/JPY、ETH/JPY、BCH/JPY、LTC/JPY)を取引できます。楽天ポイントを仮想通貨に交換する「ポイント交換サービス」もあり、初心者でも気軽に仮想通貨投資を始めやすくなっています。
2-1. 口座開設がスムーズ、日本円入金手数料が無料
楽天ウォレットは楽天グループ企業との連携を強みとしています。楽天銀行口座を利用して最短即日で口座開設が可能であり、24時間365日いつでも(メンテナンスを除く)取引口座へ手数料無料で法定通貨の入金が可能です。相場の急変時に対応しやすく、少額投資や積立投資にも便利な条件となっています。
2-2. 楽天ポイントを仮想通貨に交換できる
楽天ウォレットの「ポイント交換サービス」では楽天ポイントを仮想通貨に1ポイント=1円相当で交換できます。さらに、楽天ウォレットで保有する仮想通貨を楽天キャッシュにチャージしたり、楽天ペイで買い物に利用することも可能です。楽天サービスを日常的に利用している方におすすめです。
2-3.証拠金取引の建玉管理料が無料
レバレッジ取引は証拠金を預入れて最大2倍の資金で仮想通貨を売買できるサービスです。一般的に取引日をまたいで建玉(ポジション)を保有した場合、建玉×0.004%の手数料がかかりますが、楽天ウォレットでは2020年10月1日以来、建玉管理料を驚きの『0.00%』としています。さらに、業界屈指のスプレッドを強調しており、スピード注文・OCO/IFD/IFOなど豊富な注文やテクニカル指標も利用できるため、経験者も満足できる仕様となっています。
③LINE BITMAXと楽天ウォレットの取扱仮想通貨・手数料など比較
LINE BITMAX | 楽天ウォレット | |
取扱仮想通貨(販売所) | ビットコイン、XRP、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、XRP、LINK | ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ |
レバレッジ取引 | 提供なし | BTC/JPY、ETH/JPY、BCH/JPY、LTC/JPY、XRP/JPY |
最小注文数量(BTC) | 0.00000001 BTC | 100円相当 |
取引手数料 | 無料(スプレッドに実質手数料が含まれます) | 無料(スプレッドに実質手数料が含まれます) |
※2021年12月時点の情報となります。最新情報に関しては上記サイトをご覧ください。
④まとめ
LINE BITMAXと楽天ウォレットはともにグループ企業との連携を活かして、仮想通貨取引所への送金がスムーズに行えるようになっています。どちらもスマホアプリ専用サービスなので、口座開設から取引までアプリ上で完結させることができます。
これから初めて仮想通貨に触れるという方は、今回紹介した2社を検討してみるのもいいでしょう。LINE Payを使っている人は入金が簡単ですし、いきなり現金を投資することに躊躇してしまう方は楽天ポイントを使って気軽に仮想通貨投資を始められると思います。口座開設は無料でできるので、気になっている方はこれを機に各社のサービスをチェックしてみましょう。
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立花 佑
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