米フロリダ州の金融関連の独立系格付機関であるWeiss Ratingsは、仮想通貨の格付けを行うことを発表した。日本時間では24日の9時(現在正確な日時を確認中)にその内容が公開される。対象となる通貨はビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、カルダノ、NEM、ライトコイン、ステラ、イオス、アイオータ、ダッシュ、 ネオ、トロン、モネロ、ビットコインゴールドの15種類だ。
1971年に設立されたWeiss Ratingsは、55,000の機関と投資を評価している。Standard & Poor’s、Moody’s、Fitch、A.M. Bestなどとは異なり、Weiss Ratingsは評価する団体からのいかなる形でも報酬も受け取らない。その独立性と正確さは、米国政府会計検査院(GAO)、Barron’s、The Wall Street Journal、The New York Timesなども注目している。
今回新しくリリースされるWeiss Cryptocurrency Ratingsは金融格付機関による初のもので、各仮想通貨の技術、使用、取引パターンの無数のデータを分析する画期的なモデルに基づいている。
Weiss Ratings創設者のMartin D. Weiss博士は「多くの仮想通貨は先行き不透明で、過大評価されており、急落の恐れがあります。市場は健全で公正な格付けを必要としています。投資家が誇大な宣伝に惑わされず、本当に堅実な仮想通貨を特定する支援を提供できることを誇りに思います。」と述べる。 また、同氏は「格付けは、確かなデータと客観的分析に基づいています。しかし、格付けの内容が人々を驚かせ論争を引き起こすことにもなるでしょう。」とも加えた。
日々、相場が大きく変動し、様々な情報が錯綜する仮想通貨市場。Weiss Cryptocurrency Ratingsは客観的で信ぴょう性の高い情報として、投資家に心強い味方となりそうだ。
【お詫びと訂正】
(情報更新日時:2018年1月24日10:08)Weiss Ratingsの格付け公表日時の記載に誤りがあり、ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。日本時間24日23時との情報が出ていますが、正確な日時が分かり次第、改めて情報を更新させていただきます。
(最終情報更新日時:2018年1月24日18:49)Weiss Ratingsサイト上にて格付け公表日時が日本時間24日23時に修正されましたので、ご報告申し上げます。
【参考記事】Weiss Announces First Bitcoin and Cryptocurrency Grades by U.S. Rating Agency
【関連記事】「イーサリアムは評価B、ビットコインは評価C+」Weiss Ratingsが仮想通貨の格付けを公開
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