廃棄物を燃やさず分解・消滅させる特許技術でごみ問題解決。環境ベンチャーが「FUNDINNO」で資金調達へ

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廃棄物を燃やさず分解・消滅させる革新的特許技術。世界のごみ問題解決の切り札は「活性酸素」

株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で情報公開中の「廃棄物を燃やさず分解・消滅させる革新的特許技術。世界のごみ問題解決の切り札は『活性酸素』」は、新株予約権型で環境関連のプロジェクト。目標募集額1260万円、上限応募額5004万円で、新株予約権型。投資は1口1万円、1人5口まで。申し込み期間は6月12日〜16日。

資金調達を行うWEF技術開発株式会社は、環境関連に特化したベンチャー企業。株式会社アオヤマエコシステムで新規事業として進めてきた水処理・廃棄物リサイクル事業を分離する形で2016年7月に創業した。本社は滋賀県大津市、資本金2050万円。「空気中の酸素から活性酸素種を大量に生成する」と「水中にエネルギー不使用で金属イオンを多量に溶出する」という2つの技術で特許を保有し、これを基に製品の開発を進めている。

1つ目の製品は「α-Gaia(有機物活性酸素処理装置)」で、空気中の酸素から活性酸素を生成し、有機物の細胞膜を瞬時に分解し減容化(廃棄物などの容積を減少させること)する。これにより生ごみ処理機、カット野菜・加工食品工場残渣減容装置としての利用が可能となる。また、堆肥化システムの前処理として利用することで、発酵槽をコンパクト化できる。

2つ目は「ZEROSONIC(個体廃棄物消滅処理装置)」。空気中の酸素から活性酸素を生成した後、200〜500℃の温度領域にさらすことにより多量の活性酸素(OHラジカル)を発生させ、固体有機物の炭素結合を分解する。α-Gaiaだけでは処理が難しい汚れたペットボトルやプラスチック、海洋漂着物、感染性医療廃棄物など、リサイクルが困難な物も消滅処理が可能としている。

α-Gaia(有機物活性酸素処理装置)とZEROSONIC(個体廃棄物消滅処理装置)

さらに、水中にエネルギー不使用で金属イオンを多量に溶出する特許技術を排水処理領域で行っており、今後はこれを製品化した「TERRAST(テラスト)」を展開していく。テラストは、水中に投入するだけで排水処理の際に難しいとされるフッ素、ヒ素、水銀などを、一般の処理コストの五分の一から十分の一という低コストで処理できるとうたっている。

同社は「分散型持続可能な社会の創造」を自社のミッションに掲げており、効率的な有機物処理、さらに肥料やエネルギーなどへの資源化を後押ししていく方針。今後は企業と多角的に協業し「真の循環型社会の形成」を目指す。なお、同案件が成約した場合、新株予約権者優待として、同社ヘルスケア事業部が開発したマグネシウムイオン供給製品を提供する。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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