Twitterがビットコイン投げ銭機能をリリース、ライトニングネットワーク活用

※ このページには広告・PRが含まれています

TwitterがiOSアプリにビットコイン(BTC)を使った投げ銭機能を実装したことを9月24日に発表した。先行して公開されていた投げ銭サービス「Tips」に追加される形でビットコインに対応する。

まずはiOSアプリのみの対応となったが、数週間以内にAndroidにも対応予定だという。リリースは一部地域のみ対象となっており、ユーザーはアプリ内の専用ボタンから簡単にビットコインを送金できるようになった。

対象地域のユーザーは、アプリ内のプロフィール編集ボタンの横に専用ボタンが追加されているようだ。Cash AppやVenmo、Chipper、Patreonといったプラットフォームを選択して送金が可能となる。

ビットコインを送金する場合は、ライトニングネットワークに対応した決済プラットフォームStrikeを使用する。Strikeは、即時送金を無料で行う点を特徴としている。最近は、エルサルバドルのビットコイン法定通貨化に伴い国内での流通を一手に引き受けるサービスとして注目を集めていた。

今回の対応に併せて、対象地域のユーザーはプロフィールにビットコインアドレスを表示できるようになったようだ。Strikeを通して送金せずとも、直接ビットコインアドレスを指定することで送金できる。しかし、この場合は送金手数料をユーザーが負担することになるだろう。

Twitterは今回の発表に際して、「より多くの人々が経済活動に参加することをサポートし、人々が国境を越えて活動できるよう可能な限り摩擦を少なくしたいと考えています。相互送金ができるデジタル通貨は、私たちの目的を達成するために必要です。」とコメントしている。なお、Twitterがビットコインの投げ銭機能を計画していることは、9月1日にリークされていた。

Twitterの発表を受けて、ライトニングネットワークを構成するノードおよびチャネルは、それぞれ23.68%と22.24%増加している。ライトニングネットワークでは現在、27,000以上のノードが稼働しており、そのうち15,887ノードが支払いチャネルとしてアクティブ状態にあるという。

【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
【参照記事】Bringing Tips to everyone

仮想通貨取引を始めるなら

The following two tabs change content below.

株式会社techtec リサーチチーム

「学習するほどトークンがもらえる」ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル) 」を運営。日本発のブロックチェーンリーディングカンパニーとして、世界中の著名プロジェクトとパートナーシップを締結し、海外動向のリサーチ事業も展開している。Twitter:@PoL_techtec