Federal Business Opportunities(連邦事業機会)が発表した文書で、米国証券取引委員会は仮想通貨のフルノードを実行する請負業者を雇う計画が明らかになった。ビットコインニュースメディアBitcoin.comが報じている。
報告によると、サードパーティの請負業者にBitcoin、XRP、およびEthereumのノードを実行要請する計画があるという。将来的にはStellar、Zcash、Bitcoin Cash、EOS、NEOなどのノードも実行される予定があるとされているが、文書ではこれのらフルノードを実施する理由については触れられていない。しかし、SECには、デジタル資産のリスク監視やコンプライアンスの改善といった目的があると考えられる。
当局が依頼する業者は、財務諸表監査テスト要件を満たした事業者に限定され、ハッシュアルゴリズム、ハッシュパワー、マイニングの難易度と報酬、取引の数量とサイズ、コインの供給量とブロックチェーンのサイズといったさまざまなデータ解析が可能であることが求められる。
SECでは、ビットコインETF(上場投資信託)認可や仮想通貨の証券認定といったトピックが頻繁に取り沙汰されている。SECはこれまで、米仮想通貨取引所ジェミニ(Gemini)の共同創設者であるウィンクルボス兄弟が申請したETFを却下している他、5月にはヴァンエックが申請するビットコインETFについても審査の判断を延期している。また、XRPが証券とみなされるかどうかについても目下議論が進行中など、SECが関わるプロジェクト進捗は芳しくない状況だ。
【関連記事】US Regulator Plans to Outsource Running Cryptocurrency Nodes
仮想通貨取引を始めるなら
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム (全て見る)
- Talent Protocol、Base Ecosystem Fundから戦略的投資を獲得 Web3人材エコシステムを強化へ - 2024年11月19日
- Powerledger、Solanaとの統合完了で持続可能なエネルギー取引の革新を加速 - 2024年11月19日
- PlastiksとColiba、西アフリカでプラスチックリサイクルを強化へ - 2024年11月19日
- DevvStream、米国最大級の炭素隔離施設の50%株式取得 – 環境保全と経済成長の融合を目指す - 2024年10月21日
- SolarWise、VeChainでソーラーパネル所有権をNFT化 – 小規模投資家に新たな投資機会 - 2024年10月18日