楽天グループ傘下の楽天ペイメントと暗号資産取引所を運営する楽天ウォレットは、ビットコインなどの暗号資産を楽天キャッシュにチャージすることができる新サービスを2月24日に発表した。
楽天グループの発表によると、楽天キャッシュに暗号資産をチャージすることで、全国の楽天ペイおよび楽天ポイント加盟店での支払いに使用することができるようになるという。
利用者の体験としては、楽天ウォレットで保管している暗号資産を銀行を通して出金することなく、楽天ペイなどの加盟店で使用することができる格好だ。仕組みとしては、楽天ウォレットのアカウントで保有する暗号資産を一度ウォレット内で法定通貨に換金、その後楽天キャッシュへ法定通貨の形でチャージすることになるという。
間接的にとはいえ、暗号資産による支払いが可能となる店舗が急増したと考えて良さそうだ。
これまでにも、暗号資産を電子マネーにチャージできるサービスは登場していた。その中で楽天キャッシュの特徴は、取引金額に制限なく手数料無料で提供する点だろう。暗号資産市場の高騰を受けての対応であるとみられる。
楽天ウォレットを通して暗号資産を売買している利用者は、手数料がかからずに楽天キャッシュにチャージし、そのまま決済に使用することができる仕組みだ。暗号資産を出金する際の手間がかからない点もメリットだとしている。
本サービスの対象となる暗号資産は、楽天ウォレットの現物取引サービスで運用可能なビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)だ。なお、楽天キャッシュから暗号資産へのチャージはできないとしている。
楽天ウォレットは、2019年より楽天ポイントを暗号資産に交換できるサービスを提供していた。ポイントや暗号資産、法定通貨それぞれのエコシステムを相互に接続することで、利用者の多様なニーズに応える環境を整えている。
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【参照記事】ビットコインなどを電子マネーにチャージし「楽天ペイ」「楽天ポイントカード」の加盟店等でのお買い物で利用可能に | 楽天株式会社
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