米マイクロストラテジーが、13,005BTCを追加購入したことを6月21日に明らかにした。これにより、マイクロストラテジーの総保有額は10万BTCを超えている。
6月14日に10億ドル規模の資金調達を発表したマイクロストラテジーが、新たにビットコインを購入したことを発表した。今回の追加購入に使用されたのは、6月上旬に転換社債を発行することで調達した4億ドル相当の資金だ。
平均取得価格は約37,617ドルになるといい、13,005BTCを購入するために計4億8900万ドルが費やされている。今回の購入により、マイクロストラテジーが保有するビットコインの総額は約105,085BTC(約27億4,100万ドル相当)となった。
マイクロストラテジーがこれまでに購入してきたビットコインの平均購入価格は、約26,080ドルになるという。総額のうち、92,079BTCは子会社のマクロストラテジーが保有している。
上場企業で初めて10万BTC以上を保有することになったマイクロストラテジーだが、今後もビットコインを購入する意欲を見せている。6月14日に発表した10億ドルの調達計画が実現すれば、更なる購入資金を獲得できるためだ。
現時点でビットコインを保有する上場企業は、1位のマイクロストラテジーに次いで2位がテスラ、3位がギャラクシーデジタルとなっている。日本企業では、ネクソンが1,717BTC(約5,600万ドル相当)を保有し7位につけている。
依然としてビットコインの価格変動は激しく、ここ最近は特に急騰と急落を繰り返してきた。中国政府による一層の取り締まり強化が報じられている中で市場はネガティブ傾向にあるものの、着実なファンダメンタルズも出てきている。
中でも、ライトニングネットワークの成長が堅調となっており、現時点で1,500BTCを処理している。ライトニングネットワークでは、取引手数料が1satoshi(約0.00038ドル)と非常に安価に抑えられることから、マイクロペイメントなどでの活用が期待されてきた。
TwitterのCEOジャック・ドーシー氏も、Twitterへのライトニングネットワーク導入を示唆している。
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【参照記事】MicroStrategy Acquires Additional Bitcoins and Now Holds Over 105,000 Bitcoins in Total
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