Twitterでビットコインの小額送金を実現へ、ライトニングネットワークの実装を示唆

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TwitterのCEOであるJack Dorsey氏が、Twitterにライトニングネットワークによるビットコイン送金機能を導入する可能性を示唆した。6月11日に自身のTwitterで明らかにしている。

Dorsey氏は、ライトニングネットワークを使ったウォレット型チャットアプリSphinx Chatについて称賛する内容を投稿した。これに対して、Twitterにもライトニングネットワークを組み込んでほしいとのコメントが入ると、「時間の問題だ」と回答している。

詳細は明かされていないものの、Twitterにライトニングネットワークが組み込まれることでビットコイン(BTC)の小額送金が可能となる。 通常のビットコイン送金では手数料が高くマイクロペイメントが実現できないものの、ライトニングネットワークを活用することでこれが期待できる。

Twitterでは、これまでにビットコインの送金機能を実装するための取り組みが行われてきた。2019年には、Google Chromeの拡張機能としてTippIn.meと呼ばれるサービスがローンチされている。ライトニングネットワークを気軽に実装できるよう整備されたサービスであり、Twitter上でビットコインの小額送金が可能となっていた。

ライトニングネットワークは、ビットコインにおけるトランザクション処理を高速化するための仕組みであり、セカンドレイヤーと呼ばれるプロジェクトに分類される。Visaやマスターカードなどの決済システムに類似しており、取引の承認を後回しにすることで即時決済を可能とする。

Dorsey氏は、以前よりビットコインの普及に大きく貢献してきた。6月5日には、自身がCEOを務める決済プラットフォームSquareで100%再生可能エネルギーによるマイニング施設の建設計画を発表している。こちらはライトニングネットワークの開発を進めるBlockstreamとの提携により実現を目指しており、Dorsey氏のビットコイン及びライトニングネットワークへの関心の高さが伺える。

Squareからは、ビットコインのハードウェアウォレットの開発計画も明らかとなっている。

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