昨日のビットコイン相場は上値の重い展開。39,000ドル台後半から41,000ドル付近の狭いレンジでの推移が継続する日となった。
上昇ムードから何度か41,000ドルをトライする動きも見られているが、41,000ドル付近ではある程度まとまった利益確定のフローが入っていた様子で、短期的には41,000ドルを超えてくると更なる上昇が見込めるような状況。
昨日の仮想通貨市場のニュースとしては、米国の著名ヘッジファンドマネージャーであるポール・チューダー・ジョーンズ氏が、FRBが足元の消費者物価の上昇に無関心の場合はインフレを意識したトレードを行うとコメントしており、ビットコインも投資対象として検討していることを示唆。投資を行うなら5%程度のポートフォリオに組み入れる様子なため、かなりの金額が想定される。また、ゴールドやコモディティ全般のポジションを構築していく様子なため、本日日本時間夜中に公表されるFOMCでのコメントには注目したい。
その他、マイクロストラテジー社が4.8億ドルのビットコインを追加で購入するコメントを出しており、ビットコインは下がりにくい環境が出来始めているか。
米国市場は米株やコモディティが下落する動き。FOMCを前にこれまでのポジションを調整する動きと捉えていいと考えており、あまり大きな意味合いはないか。
ビットコインはテクニカルからみると上昇する動きが継続するようなチャート。一方でFOMCの内容次第では下落する動きもあるため、本日夜までは大きな動きが出にくいか。短期的には両サイド動いた方向についていきながらのトレードに本日は終始する予定。中長期的には下がったところはロング目線での視点を維持。
ドル円は110円を挟んだ展開となっており、引き続き111円方向での動きが出やすいと考えている。
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中島 翔
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