リミックスポイント、証券性のある仮想通貨の取り扱いを含めた第一種金融商品取引業を目的とする子会社設立

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仮想通貨取引所BITPointの運営企業をグループに持つ株式会社リミックスポイント(以下、リミックスポイント)は1月29日、第一種金融商品取引業を目的とする子会社「スマートフィナンシャル株式会社」を設立すると発表した。

このほどスマートフィナンシャル株式会社を設立する背景には、仮想通貨取引所BITPointを運営する株式会社ビットポイントジャパンが設立3年目にして、グループ売上の30%を計上するまでに成長したことがある。リミックスポイントは、ブロックチェーン技術を活用した金融関連事業のみならず、グループ全体で金融分野を強化していく狙いで、今回の子会社を設立した。今後、第一種金融商品取引業の登録申請を行い、さらなる金融関連事業のサービス拡大を図る。

スマートフィナンシャル株式会社は、証券性のあるトークンの取り扱いをはじめ総合的な金融サービスの展開を視野に入れている。現在、日本の法律では、仮想通貨は資金決済法に則て取り扱われる。今後日本の法律内で、仮想通貨は金融商品取引法で取り扱われる証券性のある仮想通貨と資金決済法で取り扱われる仮想通貨に二分されると有識者から言われており、仮想通貨の取り扱いに関する規定は未だ明確になっていない。リミックスポイントのこうした動きは、今後法律によって、テクノロジーと金融の性質を併せ持つ証券性の高い仮想通貨に関する明確な規定が設けられると見越した上での経営判断だと考えられる。スマートフィナンシャル株式会社のチャレンジングだとも言える運営動向に注目したい。

【参照URL】新たな事業開始に向けた子会社設立のお知らせ

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藤田 正義

「難解な用語を誰でもわかるように」をモットーに「HEDGE GUIDE」では、ニュース記事・コラム記事・プレスリリースなどの執筆を担当。チャートを1日中見続ける、海外の情報収集により投資判断を行うなどの経験から、独自のマーケット分析を行う。原動力は、好奇心。