TechCrunchの創業者がXRP建てのヘッジファンドArrington XRP Capitalを設立

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アメリカのテクノロジーメディアTechCrunchの創業者であり編集長も務めたMichael Arringtonが11月28日、ニューヨークのConsensus InvestでXRP建てのヘッジファンドを新しく設立することを発表した。

このファンドはArrington XRP Capitalと呼ばれ、同ファンドの資金集めから投資まで、全てRipple社が発行する暗号通貨であるXRP建てで行われる。ファンドは100万ドルからスタートし、XRPはブロックチェーン技術や法人への投資にも用いられる。

XRPが選ばれた理由は、取引の安全性、透明性、そして即時性が挙げられる。Arringtonは「トランザクションの時間という観点で見たとき、XRPは特に優れた通貨だと考えている。法定通貨と比べて価格変動の幅が潜在的に大きいことを除けば、ヘッジファンドを暗号通貨で運用することは非常に理にかなっている」と発言した。

Arrington XRP Capitalは暗号通貨市場への新規参入者を対象にしているというよりは、すでに市場で大きく利益を得ている投資家たちをターゲットにしている。通常彼らがヘッジファンドに投資をしたいと思ったとき、まず暗号通貨を法定通貨に変えてからヘッジファンドがそれを投資用に暗号通貨に変えるという手順をふむ。XRPで資金を預け、そのままXRPで運用してくれるArrington XRP Capitalを利用すれば、この煩雑な手順を省略できるというメリットがある。

また同ファンドが広く展開することで、ICOで使われる暗号通貨がより多様になることも期待される。現在ICO市場はビットコインとイーサリアムの2大通貨に頼っている面が大きいが、Arrington XRP Capitalの登場によりXRPの存在感が増すかもしれない。「今投資家たちは、ビットコインとイーサリアムに必要以上に重きを置いてはいないか」とArringtonは警告する。

同ファンドの設立に対してはRippleも好意的だ。RippleのCEOであるBrad Garlinghouseは、「ファンドの運営に関してRippleは主要な役割を担うわけではないが、たぐいまれなる起業家精神を持つMichael ArringtonがXRPを用いた最大級のデジタル通貨向けヘッジファンドを設立するのは大変喜ばしい」とコメントしている。

【参照サイト】TechCrunch Founder Michael Arrington Launches $100M Crypto Fund with XRP
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