国産NFTマーケットプレイス「nanakusa」がリリース、セカンドレイヤーPolygonにも対応

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暗号資産ウォレットのGO! WALLETなどを運営するスマートアプリが、NFTマーケットプレイス「nanakusa」をリリースしたことを、3月1日に発表した。これに伴い、公認クリプトアーティストの募集を3月15日から開始するという。

nanakusaは、事業者やクリエイターが制作したNFT(Non-Fungible Token)の販売や、利用者同士が保有するNFTを売買できるマーケットプレイスだ。昨今のNFT市場の盛り上がりを受け、国内発のプロジェクトとして事業を展開する。

デジタルコンテンツの売買にブロックチェーンを活用することで、二次流通市場における売買から発生するロイヤリティを、事業者やクリエイターに還元することができる点がnanakusaの特徴だ。

2020年末ごろより、国内でもNFT市場の盛り上がりが加速している。アート作品や音楽コンテンツなどをNFTとして発行することでデジタルアセットに希少性を持たせることができる点が強みだ。2月にはNFT化されたブロックチェーンゲーム内の土地が約1億6,000万円で落札されるなどしていた。

このデジタル資産を売買するためのマーケットプレイスが次々と誕生しており、OpenSeaやRarible、Zora、Nifty Gatewayといったプロジェクトが人気を集めている。国内ではコインチェックがメタップス傘下のmiimeを買収するなどしてマーケットプレイス市場に参入していた。

NFTのマーケットプレイスは、オンチェーンで稼働するものとオフチェーンで稼働するものに分類される。オンチェーン型のものは、管理者が存在しない形でスマートコントラクトによって制御される仕組みだ。

一方のオフチェーン型のものは、暗号資産取引所に似た仕組みとなっており、基本的には社内のデータベースで取引が管理され定期的にブロックチェーンに記録されるようになっている。

nanakusaはオンチェーン型のマーケットプレイスだ。オンチェーン型の場合、売買が即時ブロックチェーンに記録されるものの、イーサリアムのガス代問題には常に悩まされることになる。そのため、nanakusaではMatic Network社の提供するPolygonに対応したという。

Polygonはイーサリアムのセカンドレイヤーソリューションの1つで、イーサリアム上での処理をガス代を抑えつつ高速に行うことができる。

今後は、nanakusaにてNFTの販売が可能な公認クリプトアーティストの募集を行い、徐々にユーザー数を増やしていく方針だ。

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株式会社techtec リサーチチーム

「学習するほどトークンがもらえる」ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル) 」を運営。日本発のブロックチェーンリーディングカンパニーとして、世界中の著名プロジェクトとパートナーシップを締結し、海外動向のリサーチ事業も展開している。Twitter:@PoL_techtec