ビットコインは、0.01BTCや0.001BTCなどの小数から購入できるので、初めて仮想通貨(暗号資産)を購入する方の中には違和感を感じる方も多いと思います。毎日激しく価格が変動する中で、自分の予算でいったいどのくらいビットコインを購入できるのか、分かりにくく感じることもあるでしょう。
仮想通貨(暗号資産)取引所コインチェックは、投資初心者でも直感的にわかりやすいと定評があり、多くのユーザーが仮想通貨取引のはじめの口座として利用している様です。
2020年後半からの暗号資産市場の活況の中で「Coinchekアプリ」のダウンロード数は大幅に増加し、累計415万ダウンロードを突破しました。2021年上半期に獲得したダウンロード数は、2020年の同期間の約6.4倍となっています。
ここではスマホを使って、コインチェックでビットコインを購入する方法についてご説明します。
目次
- コインチェックの3つのポイント
1-1. マネックスグループをバックグラウンドに持つ運営体制
1-2. 17種類の仮想通貨の取り扱い
1-3. わかりやすいインターフェース、多機能なアプリを提供 - コインチェックでビットコインを購入するための3ステップ
2-1. 口座開設
2-2. 日本円の入金
2-3. ビットコインの購入 - スマホアプリの販売所でビットコインを購入する
- コインチェックの取引所でビットコインを購入する
- ビットコインを購入したら
- まとめ
①コインチェックの3つのポイント
1. 国内No.1、16種類の仮想通貨の取り扱い
コインチェックは、マネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営する仮想通貨取引所です。2019年1月11日に資金決済に関する法律に基づく仮想通貨交換業者として関東財務局に登録されました。コインチェックは17種類の仮想通貨を取り扱っており、注目度の高い銘柄を積極的にサポートしています。
- コインチェック取扱銘柄:ビットコイン、イーサリアム、リップル(XRP)、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアムクラシック、ベーシック・アテンション・トークン、IOST、ネム(XEM)、エンジンコイン、モナコイン、LISK、ファクトム、ステラルーメン、クアンタム、OMG
2. 初心者でも使いやすいインターフェース、多機能なアプリを提供
コインチェックの「販売所」はオンラインショップのような使い勝手で、仮想通貨を500円相当から売買できます。スマホアプリは操作性が高く、販売所にアクセスして仮想通貨を売買できる他、資金の入出庫、人気通貨別のチャット機能、貸仮想通貨機能など包括的に管理できます。価格の表示画面も見やすいと評判で、アプリの累計ダウンロード数は415万を突破しています(2021年6月末時点)。
3. レンディング・NFT・IEO等、多様なサービス展開
コインチェックは仮想通貨の運用サービスも豊富です。自動積立機能や貸仮想通貨(レンディング)は、長期投資家にとって有用なサービスです。
2021年に盛況のNFT(ノンファンジブルトークン)では、コインチェック独自のマーケットプレイスを開設しており、ゲーム内アイテムを仮想通貨で売買できます。さらに、投資家がプロジェクトの資金調達に携わることができるIEO(Initial Exchange Offering)プラットフォームを国内で初めてオープンしました。ユーザーにとってコインチェックは様々な収益機会にアクセスできる取引所となっています。
②コインチェックでビットコインを購入するための3ステップ
ここでは、スマホを使って、コインチェックでビットコインを購入する方法についてご説明します。事前準備としてビットコインの購入前に以下のステップが必要となります。
- 口座開設
- 日本円の入金
- ビットコインを購入
2-1. 口座開設
口座開設は、アカウント開設、携帯電話(SMS)認証、本人確認で完了します。口座開設方法の詳細は、以下のページでご確認ください。
【関連記事】コインチェックで仮想通貨投資を始める方法:スマホで口座開設編
2-2. 日本円の入金
口座開設が完了したら、ビットコインを購入するために日本円を入金しましょう。コインチェックでは3つの入金方法があります。
入金方法 | 概要 | 注意点 |
銀行振込(GMOあおぞらネット銀行、住信SBIネット銀行) | 入金額は無制限。振込手数料はユーザー負担だが、入金手数料は無料。 | ・住信SBIネット銀行はユーザーIDの入力が必須。 ・振込人名義はCoincheckアカウント名義と同一の必要がある。 |
コンビニ入金(ローソン、ミニストップ、セイコーマート、ファミリーマート) | コンビニ店頭で決済。入金額は1,770円(最低金額1,000円+手数料770円)~30万円まで。 | ・入金日から7日間、該当金額の日本円と仮想通貨の出金・送金・振替ができない。 ・申請から3時間以内の支払い期限がある。 |
クイック入金(ペイジー決済) | ネットバンキング・ATMから、24時間365日決済が可能。入金額は1,770円(最低金額1,000円+手数料770円)~999,999万円まで。 | ・入金日から7日間、該当金額の日本円と仮想通貨の出金・送金・振替ができない。 |
コンビニ入金とクイック入金は、銀行振込と比べて口座への反映時間が短いメリットがあります。ただし、手数料は高く資産の移動が7日間制限されるので注意が必要です。急ぐ必要が無ければ、銀行振込を選ぶ方が無難でしょう。
なお、住信SBIネット銀行に振込する場合、同じ住信SBIネット銀行などのインターネットバンクからの振込であれば、振込における時間的な制約がないので便利です。
コインチェックアプリで銀行振込を行うには、ログインして下部のメニューから「入出金」→「銀行口座から入金」の順でタップします。そこで、コインチェックが指定する振込先の口座情報を確認しましょう。振込先の口座情報、ユーザーIDの入力(住信SBIネット銀行)には細心の注意を払いましょう。
2-3. ビットコインの購入
口座開設と日本円入金が完了したらビットコインを購入しましょう。コインチェックでスマホでビットコインを購入する方法は3つあります。
- スマホアプリから利用できる「販売所」
- *ブラウザ:初心者にもわかりやすい画面で手軽に購入できる「販売所」
- *ブラウザ:お得な手数料でビットコインの購入ができる「取引所」
ここでは販売所(スマホアプリ)と取引所(ブラウザ)でビットコインを購入する方法をご紹介します。
③アプリの販売所でビットコインを購入する
販売所は、ユーザーがコインチェックを取引相手に仮想通貨を購入・売却する場所です。コインチェックが保有するコインを、コインチェックが提示する価格で購入することになります。最低500円から仮想通貨を利用できます。
販売所で提示される買値と売値には「価格差(スプレッド)」が生じるため、注意する必要がありますが、よほどの大口注文出ない限りその場で取得できるので便利です。
コインチェックの販売所はシンプルで、初心者でも操作ミスを起こさずに購入できるように設計されています。日本円を入金した状態で下部メニューの「販売所」を表示し、「BTC」→「コイン購入」をタップすると注文画面が表示されます。そして、「金額」を入力して「日本円でビットコインを購入」をタップしましょう。これで売買処理は終了です。
上図の場合、購入レートは(ビットコイン1BTCあたり3,706,724円)となっており、入力した金額で購入できるBTC数量は0.00000016 BTCとなっています。一方、売却レートは(ビットコイン1BTCあた3,489,667円)となっており、入力した金額で得られる日本円は104.69円となっています。*コインチェックの最低購入数量は500円相当であるため、上記の数量・金額で取引はできません。購入方法の参考として掲載しております。
④コインチェックの取引所でビットコインを購入する
取引所はユーザー同士が仮想通貨を売買する場所です。「売買板」と呼ばれる売買注文を表した情報を使って仮想通貨を取引します。手数料が無料なので販売所よりコストを抑えられる可能性がありますが、希望の数量を買い集めるまでに取引相手(売り注文を出す投資家)を待つ必要があります。そのため予算と板の注文量チェックしながら実用的かどうか判断することになります。コインチェックの取引所も500円から利用できます。
コインチェックの取引所は、アプリからは利用できません。ウェブブラウザからログインして、「ホーム」をクリックすると表示されます。以下の3ステップでビットコインを購入しましょう。
- 「レート・注文量・概算」を設定
- 「売り・買い」を選択
- 「注文する」をクリック
上図は1BTCあたり3,605,758円のレートで0.001 BTCの買い注文を入れる場面です。この時、概算として3605.76円が必要になります。また、「レート」は手入力だけでなく、売買板から選択することもできます。売買板は目まぐるしく変動するため、慌てず注文を出し、取引成立まで気長に待ちましょう。
⑤ビットコインを購入したら
コインチェックはウォレットとしても利用でき、本人確認まで終了していれば以下の操作が可能です。
- 取引や売却で得た日本円の出金
- 仮想通貨の送金
- 仮想通貨の受け取り
セキュリティ対策のため、コインチェックのアカウントは必ず「2段階認証」を設定しておくようにしましょう。2段階認証は、口座にログインする場合などに、パソコンとスマートフォンなど2つの端末で認証を求めるセキュリティ設定です。これにより、万が一メールアドレスやパスワードを誰かに知られても、2段階認証が無ければログインできなくなります。
⑥まとめ
コインチェックの取引サービスは、投資初心者にでも直感的に使いやすく設計されています。初めて仮想通貨の世界に足を踏み入れる方にとって、ストレスを感じることなく利用できると思います。
ビットコインを購入したら、ビットコインを貸出して利息を稼ぐこともおすすめです。コインチェックは最大年利5%の「貸仮想通貨」サービスを提供しています。
ビットコインに今すぐ投資するつもりはなくとも、突然購入チャンスが生じることもあります。そうした場合に備えて、まずはアカウントを開設し、仮想通貨取引に必要な本人確認プロセスを済ませておきましょう。
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