コインチェックと言えば、国内で最も多くのアルトコインを取り扱っていることや分かりやすい取引画面で知られている暗号資産取引所です。スマホアプリやWEBの取引ツールは見やすさを重視した設計となっています。
そんなコインチェックの口座管理画面が2020年9月にリニューアルしました。ひとつの画面で取引に必要な操作が揃っており、総資産を一目で確認できるようになっています。投資家としては、資産管理を行う上でユーザビリティは重要な要素です。ここでは追加された機能を踏まえて、コインチェックの口座管理画面について詳しく解説します。暗号資産取引所を選定されている方は参考にしてみてください。
目次
- コインチェックの特徴
- WEB版総資産画面のリニューアルで何が変わったか
- コインチェックの2つの取引サービス
3-1. 16種類の暗号資産を簡単に売買できる販売所
3-2. 手数料無料でビットコインを売買できる取引所 - まとめ
①コインチェックの特徴
コインチェックはマネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営している暗号資産取引所です。17種類の暗号資産(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、モナコイン、ネム、ファクトム、ステラルーメン、クアンタム、BAT、IOST、エンジンコイン、OMG、パレットトークン)を取り扱っており、アプリダウンロード数は308万件を越えて国内No.1となっています。
②WEB版総資産画面のリニューアルで何が変わったか
2020年9月にコインチェックのWEB版総資産画面がリニューアルしました。新たに総資産残高グラフや最大1年前から総資産の推移が分かるチャートが追加されています。また選択した暗号資産の直近の価格変化などが一覧で表示される「マイコン表示」により、資産状況を把握できるようになりました。
資産状況が分かりやすくなっただけでなく、総資産残高グラフの近くには日本円の入出金ボタン、マイコン表示の近くには暗号資産の購入・売却・送金・受取画面へ移りやすいようにボタンが配置され、操作性が向上しました。その他にも、アクティビティに絞り込み機能や、「Coincheck Column」の最新記事の一覧が追加されました。
コインチェックはスマホアプリでの利用が注目されやすい取引所ですが、このようにWEBにも力を入れています。特に「取引所」はWEBからでしかアクセスができないので、短期的投資を行っている方はチェックしておきたいところです。
③コインチェックの2つの取引サービス
コインチェックは「販売所」と「取引所」の2種類の売買サービスを提供しています。それぞれ取扱銘柄や取引方法が異なるので、事前に押さえておきましょう。
3-1. 16種類の暗号資産を簡単に売買できる販売所
販売所はユーザーとコインチェックの間で暗号資産を売買する場所で、シンプルな操作で簡単に売買ができます。コインチェックの販売所では、16種類の暗号資産を取り扱っています。販売所の注文画面で提示された「買値」と「売値」に基づいて売買するため、初めて暗号資産取引でも直感的に操作しやすくなっています。販売所は主に、投資未経験のユーザーにとって便利なサービスです。
3-2. 手数料無料でビットコインを売買できる取引所
コインチェックには取引所というものもあります。取引所はユーザー同士が直接取引できる場所です。「板」を使って注文を管理し、売り手と買い手がマッチングすることで売買成立となります。取引所では2021年9月現在、5種類の銘柄(BTC、FCT、MONA、ETC、PLT)が対応しています。
取引所は「ホーム」画面で利用可能です。一方、「販売所」は「コイン購入」をクリックして利用できます。販売所は買値と売値の価格差(スプレッド)が実質的な手数料となり、頻繁に売買を繰り返すと手数料負けしてしますので注意しましょう。
④まとめ
コインチェックは国内でも最も多くの暗号資産を販売所で取り扱っております。販売所は直感的で分かりやすいので、投資初心者が最初に利用するならコインチェックがおすすめです。WEBでは販売所はもちろん取引所を利用することができ、総資産画面のリニューアルがありさらに見やすくなりました。販売所ではスプレッドがあるので、板取引に慣れておきたいと考える方はコインチェックの取引所から利用してみるのがいいでしょう。
コインチェックが多くのユーザーに利用されている要因は、暗号資産の取扱い数や取引画面の分かりやすさだけでなく、自動積立や貸暗号資産サービスなど他社にはないユニークなサービス提供にもある様です。コインチェックの口座開設は無料でできますので、これを機にぜひ確認してみてください。
立花 佑
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