グローバルサウスのインフラ整備に日本の土壌硬化剤を活用。製造・販売会社がFUNDINNOでCF

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株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で8月1日、新規プロジェクト「<JICA事業に採択>世界14カ国で施工実績あり。土壌を短期間に固める特殊な硬化剤で、途上国のインフラをつくる『SPEC』」の情報が公開された。株式発行者の株式会社SPEC(東京都杉並区)は2004年設立、環境への負荷が低い土壌硬化剤「STEIN(シュタイン)」を製造・販売している。目標募集額は1千万円、上限応募額4千万円。個人投資家は1口10万円 (10株)~50万円 (50株)、特定投資家は100万円(100株)~500万円(500株)で申込みできる。募集期間は8月9日〜8月23日。

「STEIN」は、カルシウムやマグネシウムなど20種類以上の無機物で構成されたSTEIN元素を原料にした製品。国内の未舗装道路や水路などで土を固くするため使用されている。15年に東京都中小企業振興公社の海外販路開拓支援事業の支援商品に選出されており、道路や水路の整備に活用することで、途上国のインフラ発展への貢献が期待されている。

同社はこの特製を生かし、「STEIN」をグローバルサウス(南半球に多いアジア、アフリカなどの新興国・途上国の総称)のインフラ整備に活用しようと取り組んでいる。「STEIN」を土と混ぜて施工する際、「STEIN」約1割に現地の土を約9割配合することで簡易施工が可能。現地の土壌を活かすことで外部資材の投入を大幅に削減するなどコストや環境にメリットがあるとしている。また、「STEIN」を活用した道路は低コストで耐久性が高いため、資金や技術が不足する発展途上国のニーズに合っていると同社は見込む。

さらに、CO2排出量を抑制できる特徴もあるとして、2023年3月に「脱炭素技術海外展開イニシアティブ」に採択された。

「グローバルサウスは人口増加や経済成長が著しい一方、インフラ整備が追いつかず、未だ貧困や環境被害などに苦しんでいる。まずは、農道の整備や市場へのアクセス、水源の確保などの現地の喫緊の課題に注力し、ひいては雇用の創出など経済成長にも貢献していきたい」と同社。

FUNDINNOでの資金調達後、認知度向上のためマーケティングを強化。24年に国内外からの調査事業の受注・開発および製造にかかる整備、25年に調査事業の受注および量産出荷開始・製造拡大に向けた準備、26年に量産出荷開始・製造拡大に向けた準備と歩を進め、30年にSTEIN元素の海外販売数量約2738tを目標に掲げる。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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