株式会社日本クラウドキャピタルが運営する株式投資型クラウドファンディングサイト「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、株式会社ポチくるを株式発行者とする新規案件「ゲームをするだけで特産物が無料でもらえ、地方創生にも貢献!〈売り手、買い手、社会〉三方よしのビジネスモデルを構築する『ポチくる』」が公開された。目標募集額1200万円、上限応募額4800万円、投資金額は10万円(10株)、30万円 (30株)、50万円 (50株)の3コース。申し込み期間は9月15日から17日。
ポチくる社は山形県新庄市に本社を置く2020年10月設立のベンチャー企業。農業体験ゲームをプレイすることによって得たポイントを様々な商品に交換することができるゲーム「ポチくる」を運営している。ゲームを進めて農作物を収穫するとポイントを獲得でき、ポイントはポイント直販サイト「ポチ直」での買い物に使える。この仕組みによって、生産者はECサイトを開設するためのITリテラシーや運用コスト・宣伝が不要となり、ユーザーもゲームを楽しみながら農作物を無料で入手できる。
ゲームの進行中に表示される広告の収入が、アプリ運営や商品仕入れの原資となる。ポイント以外に送料や手数料等の金銭的負担は一切発生しない。ゲーム中には少額の課金アイテムもあるが、基本は完全無料でプレイ可能。アプリの開発も、2015年にサービス終了した農業シミュレーションアプリをリメイクして制作、開発費用を抑えた。
ポチ直では山形県の農作物や加工食品を取り扱っており、商品には生産者からのメッセージを同封して発送。地域や生産者に興味を持ってもらうための工夫で、消費者から生産者へ御礼と応援の手紙が届くといった交流も生まれているという。
誰でも気軽に楽しめ、多くの言葉が不要な無料ゲームアプリ「ハイパーカジュアルゲーム」は世界で拡大しており、市場は約1.2兆円規模に成長しているとされる。「ハイパーカジュアルゲームの利益を還元し、地方創生につなげるのが当社の取り組み。今後は他県の名産品や日用品も取り扱うことも視野に、事業を通して誰もが参加できる地方創生の実現を目指す」と同社。
今後は、他県のエリアパートナーと協力し、他県の名産品や日用品へ商品の幅を広げる。また、26年頃を目途に、アプリおよび直販サイトをローカライズして海外進出を予定。日本から海外に商品を発送すると送料が非常に高くなるため、海外ユーザーがゲームをプレイするとその国の中で生産されているものを購入できる、現地生産・現地消費のビジネスモデルの展開を考えている。IPOは2026年を予定し、売上高約28億円を想定する。
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【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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