「より生産的で持続可能な農業へ」ネスレ、アフリカ・フード・プライズと提携。リジェネラティブ農業推進

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食品・飲料世界大手のネスレ(ティッカーシンボル:NESN)は2022年11月9日、アフリカ・フード・プライズと提携し、アフリカの食料安全保障と気候変動へのレジリエンス(強じん性)強化を図ると発表した(*1)。

アフリカ・フード・プライズは、アフリカ農業および食料システムの開発を主導する個人・機関の表彰を通じ、栄養アクセスの拡大、生活水準の向上、環境の改善を図る。ネスレは10万スイスフラン(約1,500万円)を寄付し、リジェネラティブ農業による食料システムの構築を推進する技術に提供する。

ネスレ・アジア・オセアニア・アフリカ地域のレミー・エジェル最高経営責任者(CEO)は「より生産的で持続可能な農業へ変革することは、長期的に飢餓を減らして生活水準を向上させるカギとなる。我々の目的は、アフリカの人びとの生産性、栄養、収入を引き上げるリジェネラティブ農業や食料システムの推進をサポートすることだ」と述べた(*1)。

アフリカ・フード・プライズを主催するアフリカ緑の革命のための同盟(AGRA)のアグネス・カリバタ総裁は「ネスレとアフリカ・フード・プライズの提携を通じ、持続可能で、包摂的で、レジリエンスな食料システムへの移行や、持続可能な開発目標(SDGs)の目標2「飢餓をゼロに」の達成につながる有益な仕事を学び、まねすることができる」と言及した(*1)。

ネスレはアフリカの低所得者向けに手ごろな価格で栄養価の高い製品を提供してきた。2021年には、50年までに温室効果ガス(GHG)排出量の実質ゼロを達成するための計画「ネットゼロ・ロードマップ」を公表。同計画を通じて、リジェネラティブ農業への移行を図る農家への支援を強力に推し進めている。サステナブルな取り組みとしては、今年7月、メキシコ・ベラクルス州に100%水を再循環させ、グリーンエネルギーを活用した持続可能なコーヒー工場を開設した(*2)。

【参照記事】*1 「Nestlé partners with Africa Food Prize
【関連記事】*2 ネスレ メキシコに100%水再循環・グリーン電力利用のサステナブルコーヒー工場開設

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フォルトゥナ

日系・外資系証券会社に15年ほど勤務。リサーチ部門で国内外の投資家様向けに株式レポートを執筆。株式の専門家としてテレビ出演歴あり。現在はフリーランスとして独立し、金融経済やESG・サステナビリティ分野などの記事執筆、翻訳、および資産運用コンサルに従事。企業型DC導入およびiDeco加入者向けプレゼンテーション経験もあり。
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