メルカリと日本財団、「寄付型梱包資材」を共同開発。メルカリにて販売開始

※ このページには広告・PRが含まれています

株式会社メルカリと日本財団は新たな寄付のツールとして、梱包資材の購入が寄付につながる「寄付型梱包資材」を共同開発。2021年9月21日からメルカリにて販売を開始した。

メルカリで売れた商品の発送に使用できる専用梱包資材(5枚組1セット325円)の購入につき25円(1枚につき5円)が、日本財団が取り組む「子ども第三の居場所」の運営に寄付される仕組みだ。

「寄付型梱包資材」は、誰もが気軽に社会貢献できる環境の実現を目指し「気軽に寄付に参加できる、参加したいと思えるかたち」を模索するなかで生まれたという。メルカリと日本財団両者の持つアセットを通じた新たな寄付の仕組みを構築、推進する業務提携の一環として行われており、日本の寄付文化の醸成に寄与し、社会・環境問題の解決に貢献することを目的としている。

昨今、個人間でのモノの取引は拡大の一途をたどり、メルカリ内での累計出品数は20億を突破(2020年12月27日時点)。メルカリと日本財団の業務提携だからこそ可能な挑戦として、モノを送る際に不可欠な梱包資材に着目。「寄付をする」「社会課題を共有する」という2つの機能を追加した「寄付型梱包資材」の共同開発にいたった。

メルカリは梱包資材をコミュニケーションの重要なチャネルと捉えており、出品者と購入者、その間の流通に関わる全ての人に対しメッセージを届けることができると考えている。今回、日本財団と共同開発した「寄付型梱包資材」には、現在の社会課題や寄付金の活用方法を分かりやすく表現。また、寄付へのハードルを下げ「誰もが気軽に社会貢献できる環境」を作るために、メルカリアプリ内で決済・寄付が完了する手軽な設計にしたという。

「寄付型梱包資材」の購入を通じた寄付金は全額、日本財団が取り組む「子ども第三の居場所」の運営に活用される。「子ども第三の居場所」は、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立、発達障害など困難に直面している子どもたちを対象に放課後に安心して過ごせる居場所を提供し、生き抜く力を育むことを目的としている。梱包資材が100枚購入されると、1人の子どもがあたたかいご飯を食べることができ、1000枚購入されると10人の子どもたちが学習ドリルで国語と算数の勉強をすることができるという。

【参照リリース】メルカリと日本財団、寄付の循環を促す新たな仕組みとして「寄付型梱包資材」を共同開発寄付金はコロナ禍でニーズが高まる子どもの支援に活用

The following two tabs change content below.

岡村 幸治

フリーライター。2020年までスポーツニッポン新聞社で野球記者を務め、読売巨人軍やアマチュア野球などの取材、原稿執筆を担当。得意分野はスポーツ、旅行、ニュース記事。中立でわかりやすい記事を心がけています。 
Twitter:@koji__O