株式会社日本クラウドキャピタルの株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、新規案件「〈回収不要・リサイクル可〉ステンレス製ビール樽を代替するOne Way方式『メイケグ』で国内500超のクラフトビールメーカーの流通課題を一掃する!」の情報が公開された。株式発行者は、日本各地のクラフトビールを飲食店に販売する事業を営むメイクラフト株式会社。目標募集額2千万円、上限応募額5千万円。投資金額と株数は10万円20株、30万円60株、50万円100株の3コース。申込期間は6月5日から6月7日。メイクラフト社はエンジェル税制確認企業で、成約すると、投資額全額をその年の他の株式譲渡益から控除できる優遇措置Bの対象となる。
同社は全国各地のクラフトビールメーカーとのコネクションと、独自のビール容器「MAYKEG(メイケグ)」を強みに、各地のクラフトビールを飲食店に販売している。既存のビール樽はステンレス製が主流だが、メイケグは再生可能なプラスチック素材を使用しており、使用後はプラスチックごみとして廃棄できる「ワンウェイ方式」の新しい業務用ビール容器として打ち出している。ビールメーカー側はステンレス樽のような容器回収が不要、さらにリサイクル可能な素材のため、洗浄も不要で環境にも優しい。
「特色ある味わいと多様な品種を誇る日本製のクラフトビール。一番の飲み方は醸造タンクから直結できる生ビールだが、ステンレス製のビール樽は、小規模なメーカーは大手のような回収が困難。さらに回収された容器は洗浄に大量の水を使うほか、なかなか返却されないケースや、容器内部の衛生管理や在庫スペースの確保などの管理コストが生じている」と同社は指摘する。こうした理由から、特に地方の小規模なビールメーカーでは樽生ビールを販売しにくく、販路がなかなか開拓できず、消費者側も限られた場所でしか飲めない制限がある。
同社が目指すのは、ステンセス製の樽とメイケグのリプレイスだ。既存のビールサーバーの国内規格に対応した特許をヘッドパーツ部分で取得しており「国内における先発優位性と同時に競合の参入を防ぐ知財戦略も構築済み」という。
また、大手海外輸入ビール商社との協業により、消費者向けのクラフトビール混載セットを販売する計画も進めている。ワインや日本酒などの販売にも進出し、海外販路拡大にも貢献したい考えだ。2028年にクラフト瓶ビール取引飲食店舗数3000店舗以上、売上高約23.4億円を達成、バイアウトを目標とする。
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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