2021.5.31 仮想通貨マーケットレポート【30,000ドル台半ばでレンジ相場のビットコイン】

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先週末のビットコイン相場はレンジの範囲内で推移しており動意の薄い展開。

19日に急落して一時30,000ドル付近まで下落した後の動きから下値を切り上げる動きとなっている。40,000ドルの上値も重く両サイドともに動き辛い展開。仮想通貨取引所へのビットコインの流入は減少しているため、徐々に売り圧力は減退している様子なものの、中国からスタートしたかのような世界的な仮想通貨の規制の強まりが上値を重くしている状況。

仮想通貨市場全体が同じような動きとなっているため、通貨別でみても大きな変化は見られていない。

米国市場は大きな動きもなく推移。ドル円も110円手前で揉み合いを続けており、米国債金利も10年で1.59%と若干低下した程度。NYダウは50ドル高程度で引けており、今週の雇用統計までは動きにくい環境と考えている。

為替市場ではIMMの先物ポジションでユーロロングが10万枚以上積み上がってきており3か月振りの水準へ。ユーロの通貨ペアでロングポジションがある場合はカバーされることも考えながらのポジション取りを意識した方がいいか。

今週の雇用統計で同意が出るか注目しており、株が急落する場面では淡々と拾っていくこともいい環境。日経平均は30,000円を目指す方向で今年は考えているが、夏場まではアノマリー的にも上値は重く推移しやすいため、拾うのはゆっくりしたスタンスでいいか。

仮想通貨は40,000ドルを超えるまでは迂闊にロングを振りにくい環境だが、下値もそこまでないと考えているため、スタイルとしては変わらず32,000ドルに近づく場面ではロングポジションで数千ドルを取りに行くスタンス。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12