グラミン日本、事業報告書を発行。千葉県船橋市やみんな電力株式会社等との連携事例を紹介

一般社団法人グラミン日本が、2019年10月〜2020年9月の事業報告書を発行したと発表した。グラミン日本は生活困窮の状態にある人々へ無担保で小口融資を行うグラミン銀行の日本版として2018年に設立。「誰もが活き活きと生きられる社会へ」をビジョンに掲げ、低利・無担保で融資を行うことで、自立を支援するマイクロファイナンス機関だ。

事業報告書ではグラミン日本の理念と具体的な活動内容をまとめており、融資を受けた起業の声や自治体、NPO、企業、大学などとの連携の事例、グラミン日本を支える法人や個人のパートナー、サポーターを紹介している。グラミン日本の中心的事業である起業や就労を通じた自立を支援するマイクロファイナンスについては、説明会申し込みから5人一組の互助グループ形成、各種トレーニングを経た融資実行、返済・フォローアップまでの一連の流れが説明されている。

その他にも、幅広い連携の事例が掲載。グラミン日本は千葉県船橋市とシングルマザーや若年者の生活困窮の問題解決に取り組んだ。船橋市地方卸売市場の「市場カフェ」をはじめとした市内の場を活用。コミュニティの課題を洗い出し、グラミン日本による金融教育ワークショップを提供し、地域の課題を解決する仕組みを構築している。

愛知県の「のわみ相談所」および「わっぱの会」とは共同で起業・就労に向けたワークショップを実施した。社会に再生可能エネルギー電力を供給する「みんな電力株式会社」とはソーシャル・ビジネス「グラミンでんき」をリリース。グラミンでんきは、毎月の電気料金から100円がグラミン日本に寄付され、グラミン日本の融資対象の人は電気料金が1年間無料になるサービスだ。また、明治大学商学部の小川ゼミナールと協力して約4ヶ月間、ソーシャル・ビジネス・プログラムとして生活困窮の実態調査とグラミン日本の事業戦略立案を実施した。

今後も、グラミン日本は各種施策を通じて生活困窮者の経済的な自立を支援していく。そこで、ともに事業の発展を目指す次年度(2021年10月〜2022年9月)の団体賛助会員を募集している。

【関連サイト】グラミン日本、前年度の事業報告書を発行

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岡村 幸治

岡村 幸治

フリーライター。2020年までスポーツニッポン新聞社で野球記者を務め、読売巨人軍やアマチュア野球などの取材、原稿執筆を担当。得意分野はスポーツ、旅行、ニュース記事。中立でわかりやすい記事を心がけています。 
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