2021.9.7 仮想通貨マーケットレポート【エルサルバドルがビットコインを初購入】

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昨日のビットコイン相場は続伸。日中は52,000ドル付近での売り圧力も強く、なかなか突破できない展開が続いていたが、エルサルバドルが国としてビットコインを購入し今後も購入を継続するというニュースが流れると一気に52,000ドルを突破する展開となった。

ビットコインはチャート上では明確なレジスタンスラインがない状況であり、じり高の展開が続くと考えロングを継続したいところ。60,000ドル付近までレジスタンスラインがないため、そこら辺までは押し目を拾うスタンスでいいだろう。

一方で、テクニカルではRSIやCCI、ストキャスティクスを日足でみると過熱感がある水準に到達しており、調整の可能性は否定できないため、急落があれば強気でロングで拾いつつ、デイリーでは細かなトレードで利益を取っていくスタイルがいいか。

ショートでエントリーするのは厳禁ということは頭に入れておこう。下落した場合の目処は50,000ドル-51,000ドル付近までの下落は想定しながらのリスク管理を行う予定。

取引所のビットコインの残高も減少しており、流出している動きが見られている。この動きは仮想通貨市場ですぐに売却することがないから取引所から資金を一旦引き出していると考えられており、上昇圧力を示す一つの動きとして理解されていることから、現物を保有している投資家もまだ売却するような雰囲気ではないということだろう。

またSolanaが急伸しており、160ドルを突破する動きに。イーサリアムキラーと呼ばれるSolanaは短期的に上昇し過ぎな面も否めないが、ここでショートで入るのは危険な状況。一方でライバルとも言われるイーサリアムは上昇できず横ばいでの推移となった。

仮想通貨市場のニュースでは、先述のエルサルバドルが200BTC購入した報道やバイナンスがシンガポールでSGD建の取引を中止した報道、そしてアメリカの規制当局SECが分散型取引所UNISWAPを調査したという報道がされている。

米国市場はレイバーデイで休場となっている。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12