イーサリアムとEOSの違いとは?ブロックチェーンのトリレンマからの比較

イーサリアムとEOSは世界の中でも有数のブロックチェーンプロジェクトとして知られている。イーサリアムは非中央集権のワールドコンピューターとして、EOSはDAppsの高速化を目的として、スマートコントラクトという同様の特徴を持ちながらも異なるコンセンサスアルゴリズム、ガバナンスによって運営されている。

イーサリアムは、イーサと呼ばれるネイティブトークンを内包する、スマートコントラクトプラットフォームだ。現在では1億ものイーサがネットワーク上に存在し、マイナーが彼らのハードウェアを稼働させるためのインセンティブとして利用されている。イーサはビットコインと同様に商品の支払いに利用できるが、スマートコントラクトを稼働させるための「燃料」としてのユースケースが本来の利用用途だ。

一方、EOSはユーザーの費用を削減し、より早く簡単にDAppsを実行・管理することを可能にするブロックチェーンアーキテクチャーだ。EOSのプロトコルであるEOS.IOでは、プロトコルが非中央集権のOSのように稼働させることができ、さらには産業規模のアプリケーションの実装も可能にするという特徴がある。

仮想通貨交換プラットフォームのCoin Rivetが11月18日、公開したレポートによるとイーサリアムとEOSには明確な差が見て取れるという。イーサリアムではTPSが9、承認までの時間が20秒、バリデーターノードの数が6,700であるのに対し、EOSではTPSが4,000、承認までの時間が1.5秒、バリデーターノードの数が21となっており、イーサリアムがスケーラビリティの観点で課題を抱える一方でいまだ非中央集権性を高く保持していることがわかる。

イーサリアムがスケーラビリティの課題を抱えている一方で、EOSではノードが少ないことからブロックチェーンに不可欠とされる非中央集権性が担保されているとは言いづらい状況であるなど、ブロックチェーンのプロジェクトはまだ試作段階を抜けきっていないことが見てとれる。どういったプロジェクトが今後生き残っていくかすらもまだ明確ではないが、多くの人々がブロックチェーンに可能性を感じながら業界への参入を見せ始めていることも事実だ。今後の展開に期待したい。

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