ヒノキ原料の「木糸」で循環型社会へスイッチ。熊本のベンチャーがFUNDINNOで株主募集

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30年後の地球を守れ。ヒノキを原料とした「木糸」生地でサステナブルな生き方を提案する「Circulife」

株式投資型クラウドファンディング(CF)プラットフォーム「FUNDINNO(ファンディーノ)」で6月20日、「30年後の地球を守れ。ヒノキを原料とした『木糸』生地でサステナブルな生き方を提案する『Circulife』」が公開された。株式発行者の株式会社Circulifeは、木材の繊維を原料とする木糸(もくいと)を使った製品の企画・製造・販売を行うベンチャー企業。本社を置く熊本県天草市のヒノキを原料とする木糸で事業拡大を狙う。目標募集額600万円、上限応募額2400万円。投資は1口10万円40株、1人5口が上限。申込期間は6月28日から7月2日までの5日間。同社はエンジェル税制適用確認企業(タイプA)。

木糸は、糸は約50%、生地は約25%を間伐材など日本の地域資源とその他の天然素材を原料として製造されており、同社は環境負荷の低減を目指し、今期はスギ単体で作られた木糸と、日本で初めてヒノキ単体を原料とする木糸を素材とした製品を展開している。

日本で初めてヒノキ単体を原料とする木糸を素材とした製品を展開

木糸を使うメリットは、輸入材に頼らず国産材(スギ・ヒノキ)の活用が促進できる点。服地としても、優れた調湿性や優しい風合いが魅力。洗濯も普通の服と同じように可能だ。化学合成繊維を含まないため、海洋汚染を含む環境問題の解決にも貢献できる。

木糸を使うメリット

現在は、大学と共同でさらに環境負荷の少ない製造工程の研究を行っている。さらに、草木染めを専門とする株式会社ククルスの協力で、天然由来の原料を使用した草木染めを導入、地域資源を活かした“色”の製造を計画中だ。来期以降は、草木染めの価値をプラスした自社製品の販売を開始、販路拡大を目指す。

木糸の製造工程""

さらに、大学の研究室と共同で、製造工程の環境負荷を下げる研究も進める。

将来は、天草市から九州全域に広げてモデルケースを確立したのち、各拠点に製造工場を設立、事業パートナーである株式会社和紙の布と協働しながら、日本全国に木糸による循環する生活を提案していきたいとしている。2029年には生地の販売数量4000反以上を計画する。

「脱炭素の動きが世界中で広がる中、循環型の生活にスイッチすることは必然。地域資源を原料とし、必要なものを必要なだけ製造する持続可能な社会基盤をつくっていきたい」と支援を呼び掛けている。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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