米Circle社、DeFi API製品の開発を延期

ステーブルコインUSDCを発行する暗号資産決済会社Circle社は3月4日、昨年6月に発表したDeFi API製品の開発を延期することを明らかにした。延期の理由は、規制当局のガイダンスの影響とされている。

​​DeFi APIは、企業がイーサリアム上でレンディングサービスを提供するCompoundへアクセスすることを助ける製品だ。企業がDeFiエコシステムにより簡単にアクセスできるようにするものであり、昨年6月にCircle社CEO Jeremy Allaire氏がTwitterで共有したブログ記事を通じて発表されていた。Allaire氏は、「DeFi APIは、DeFi融資市場にアクセスし、構築するためのシームレスで安全、安心、かつ規制されたインフラである」と表現している。

Circle社は、今後P2Pの暗号資産決済サービス「Circle Yield」のローンチとUSDCを新しいブロックチェーンで利用可能にすることに専念すると述べている。また今回のDeFi APIの開発延期に関して、Circle社は「我々は、引き続きUSDCの送金、消費、セキュリティに注力していく。またCircle Accountを通じた新しいサービス開発にも取り組んでいく予定だ」としている。

DeFi APIの具体的なリリース日について、Circle社は明らかにせず、「DeFi API製品のリリースのタイミングは、規制ガイダンス、コンプライアンスツール、ブロックチェーンIDプロトコルの開発、および利用可能性によって決定する」とコメントした。

Circle社は、10月にHederaネットワーク上でUSDCを立ち上げ、2月には特別目的買収会社(SPAC)を通じて株式市場に参加するための取引を再交渉を行っていた。先月には、SPACの取引条件を見直し、評価額を45億ドルから90億ドルに倍増させ、株式公開の計画を推し進めている。

【参照記事】Circle delays its DeFi API product, citing need for regulatory guidance

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宮﨑 龍三

宮﨑 龍三

慶應義塾大学総合政策学部3年。大学では国際政治・経済を専攻中。株式会社techtecでライターインターンとして働く他、仮想通貨ウォレットを内蔵したメッセンジャーツールアプリ「Links」を運営する株式会社Linksにもインターンとして参画している。仮想通貨を含めたブロックチェーン技術以外にも、機械学習、経済学など多種多様な分野への関心が強い。Twitter:@ryuzo10121