ヤフー株式会社とLINE株式会社は2011年に発生した東日本大震災から11年目となる3月11日に向けて「3.11 これからも、できること。」を実施する。同日に「3.11」と「Yahoo!検索」で検索すると10円、「LINE Search(LINEのニュースタブ上部の検索窓)」で検索すると10円、合わせて一人につき20円を福島など東北支援のために寄付できる。また、大地震が発生した際、自身の避難場所がわかる体験型コンテンツなどを提供する。
両社はこれまでも「防災」「災害時支援」「復興」に取り組んでおり、東日本大震災から10年目となった21年は安全安心なより良い未来の実現に向けて、3.11企画「のりこえるチカラ」を共同で実施した。今年は「被災地の復興支援と災害の風化防止、防災啓発」の3つを目的に、「検索」「防災」「寄付」「知る」「買う」をテーマに展開。
ヤフー検索、LINE Searchによる検索者数の算出は、「3.11」と検索した①Yahoo! JAPANのユニークブラウザ数②LINE SearchのユニークID数を合計。寄付総額の上限はYahoo! JAPANとLINEそれぞれ5000万円。対象日時は3月11日午前0時~午後11時59分。
同時に東北への寄付を目的に複数の企画を実施している。3月3日から公開の「LINEスタンプ寄付」は動画クリエイターHIKAKINさんの協力のもと、LINEドネーションスタンプ「ヒカキン SMILEスタンプ」を販売。1点250円(100コイン)で、売上げは全額、震災の風化防止や未来世代の支援のために寄付される。
「Yahoo!ネット募金」では東北復興のために活動する団体のインターネット募金プロジェクトを紹介し、寄付を募る。ユーザーは「子供たちを応援」「防災・災害復旧支援」「被災地域を応援」「未来の人材を育成」の4カテゴリ・全54のプロジェクトから寄付先を選択できる。
また、Yahoo! JAPANが社会貢献活動の一環として運営する非営利団体「Yahoo!基金」の「災害復興みらい基金」では、ユーザーの寄付額に対して同額をYahoo! JAPANが寄付する「マッチング寄付」を行い、ユーザーの支援額を2倍にして被災地の支援などを行っている。いずれもTポイントは1ポイントから、クレジットカードは100円から寄付が可能。
LINE関連のサービスでは、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」や「LINEポイント」などを使って、スマートフォン上で気軽に寄付できる。金額はすべて公益財団法人日本財団に寄付され、被災時の速やかな生活再建をサポートするための取り組みに活用される。寄付先は、あしなが育英会、3.11伝承ロード推進機構、3.11みらいサポート、パイオニズム、ラブフォーニッポン。
ふるさと納税でも東北を応援できる。「Yahoo!ショッピング」では震災からの復興につながる東北のお礼品を多数ピックアップし、紹介するページを公開。ふるさと納税の寄付金は、復興に取り組む地域に寄付される予定だ。
なお、両社は「これからも被災地と被災者に寄り添い、復興を支援していきたい」として、「3.11企画」を31年まで継続する。
【関連サイト】「3.11 これからも、できること。」特設サイト
HEDGE GUIDE 編集部 寄付チーム
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