昨日のビットコイン相場は大幅下落。一昨日はショートカバー優勢の展開で39,000ドル台後半まで上昇していたビットコインだが、一転急落し、上昇幅を吐き出す展開。ウクライナとロシアの外相会談がトルコで行われ停戦に向けて少しでも前身することを期待されたが、全く進展がなく株式市場も失望売りの展開となりビットコインは連れ安のような動き。
株式市場が上昇しないタイミングでビットコインだけ上昇したり、一方で株式市場が下落するタイミングではビットコインが連れ安となったりと相関があるのかないのかわからない動きとなっている。短期的なフローもそこまで変化はないため、あまりコメントをすることもないか。
チャートで見ると、下記の通り赤色のサポートラインが次の下値目処となっているため、下落したタイミングでは短期的にはこの付近で一旦落ち着くと仮定してトレードを考えたい。どちらにしても軽い数量でのトレードを意識して行うことが現状は大切。
米国市場はロシアとウクライナ外相会談が物別れになったことを受けて株式市場が下落。
昨日の注目はアメリカのCPIの数字で、前年比7.9%の上昇と40年ぶりの大幅上昇を記録している。また実質賃金時給は−2.6%と、物価の上昇に対して賃金の上昇がついていけていない状況が浮き彫りとなっていた。
時給がこれだけ低下しているということは景気自体は良いわけではなく、悪い物価上昇が進行していることは理解しておくべき点であり、この足元の経済環境が米国債金利の2年と10年の金利差等に現れていると言えるだろう。
また昨日ECB政策会合が行われ、緩和縮小を加速させる結果となった。景気が悪化することを覚悟してインフレ対策を優先するスタンスを明確にしており、欧州株式市場でも下落圧力はかかりやすいと言えるだろう。
ポジションはドル円のロングを継続。日経平均株価は一旦全て利益確定でポジションは保有しておらず、再度25,000円を割れて24,000円台半ばあたりまできたらロングでエントリーしたいと考えている。
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中島 翔
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