Axie Infinityの独自DEXがローンチ、独自トークン「RON」も発行開始

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人気ブロックチェーンゲームAxie Infinityは11月4日、独自の分散型取引所(DEX)である「Katana」をローンチした。

KatanaはAxie Infinity独自のイーサリアムサイドチェーンであるRoninチェーン上のDEXだ。Katanaを使うことによって、誰でも簡単にAxie Infinityエコシステム内の様々なトークンを取引できる。

現時点では、アクシーインフィニティ・シャード(AXS)、スムース・ラブ・ポーション(SLP)、USD Coin(USDC)、ラップドイーサリアム(WETH)の4種類のトークンが取引可能だ。

Axie Infinityは、Katanaローンチの目的として、以下の3点をあげている。

  • Axieのような製品を簡単に、かつコストを少なく使えるようにすること
  • エコシステム内のトークンを扱える最も大きな取引所を作ることにより、他の取引所への依存度を減らすこと
  • エコシステム内のトークンの流動性を高め、ゲーム内で獲得したトークンを取引しやすくすること

以上に加えて、Axie InfinityはRONというRoninチェーンのエコシステム内で使われる独自トークンを発表した。RONは、Roninチェーン上の取引における手数料の支払いにも使えるようにすることを目指している。また、将来開発されるRoninチェーン上のゲームや製品の安全性を保証するためにも使われるという。

RONはAxie Infinityからの直接販売がない点に注意が必要だ。ユーザーはKatana上のSLP/ETHまたはAXS/ETHペアのプールにステーキングすることによって、RONを得ることができる。RONの総供給量の10%が、今後90日間にわたって2つのプールへの流動性提供者に与えられる。

この2つのプールのRON報酬量は同じで、ユーザーのステーク量に応じて与えられる。現時点では、LPトークンをステークすることはできるものの、報酬は得られない。この点については、今後実装されていく予定だ。

現在、Roninのユーザーは1日あたり100回まで、手数料なしで取引することができる。ところが、今後はRONを手数料として使用する仕組みに移行する方針を打ち出している。ただし、この手数料は非常に少なく、長い間エコシステムを持続させることができると説明している。

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【参照記事】Katana: The Ronin Dex Is Live! – by Axie Infinity – The Lunacian

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株式会社techtec リサーチチーム

「学習するほどトークンがもらえる」ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル) 」を運営。日本発のブロックチェーンリーディングカンパニーとして、世界中の著名プロジェクトとパートナーシップを締結し、海外動向のリサーチ事業も展開している。Twitter:@PoL_techtec