英賭博委員会、サッカーのNFTゲーム「Sorare」を調査

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NFT活用のサッカーゲームSorareが、英賭博委員会から調査を受けていることが10月12日に明らかになった。賭博委員会はSorareについて「現時点でSorareは、賭博委員会のライセンスを取得していない」とだけ説明し、調査が完了するまでこれ以上のコメントは控えるとしている。また英国の消費者に対してSorareを利用する際は、この点に注意するようにと呼びかけた。

Sorareの担当者はこうした報道を受け、米暗号資産メディアThe Blockに対して「新しい技術のサービスを行っているため、規制に関する質問が来るだろうということは予想できていた。我々は、規制が必要な賭博のサービスは提供していないと確信している。このことは会社設立以来、あらゆる段階で専門家の法的見解によって確認されている」とコメントしている。

今後の対応については、賭博委員会との積極的な議論を通してオープンにしていくという。Sorareとコミュニティをグローバルに成長させるために、責任ある方法で対応していく方針を示した。

現状、Sorareはゲーム内に賭博の要素はないとみている。しかし、トレーディングカードの価値が実際の試合結果に左右される点から、ユーザーが現実のプレイヤーのパフォーマンスを予想してカードを入手する可能性が高く、この点が賭博に該当する恐れがあるとの見方も出ているようだ。

Sorareは、実在するサッカー選手のNFTデジタルトレーディングカードを中心に作られた、イーサリアム上のファンタジーサッカーゲームだ。ユーザーは、トレーディングカードを集めて自分だけのチームを作成することができる。作成したチームで対戦を行うこともでき、対戦結果に応じてポイントの獲得が可能だ。ユーザー数は60万人を超えている。

Sorareは、9月にシリーズBで750億円規模の資金調達を行っており、日本からもソフトバンクが出資している。また、人気フットボールクラブのReal MadridやLiverpoolなど、世界140以上のサッカークラブとライセンス提携を行っている他、スペインのラ・リーガやドイツのブンデスリーガといった大手サッカーリーグとも提携している。

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【参照記事】Consumer information notice: Sorare.com

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株式会社techtec リサーチチーム

「学習するほどトークンがもらえる」ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル) 」を運営。日本発のブロックチェーンリーディングカンパニーとして、世界中の著名プロジェクトとパートナーシップを締結し、海外動向のリサーチ事業も展開している。Twitter:@PoL_techtec