ミドリムシと稲作で脱炭素に貢献。バイオディーゼル燃料ベンチャーがFUNDINNOでCF

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光合成“させない”ミドリムシ(ユーグレナ)培養技術!バイオディーゼル燃料高効率製造プラントで環境問題に挑む「Revo Energy」

株式投資型クラウドファンディング(CF)プラットフォーム「FUNDINNO(ファンディーノ)」で12月1日、「光合成“させない”ミドリムシ(ユーグレナ)培養技術!バイオディーゼル燃料高効率製造プラントで環境問題に挑む『Revo Energy』」の情報が公開された。株式発行者の株式会社Revo Energyは、ミドリムシ(ユーグレナ)由来の次世代バイオディーゼル燃料の製造によって環境問題の解決を目指す大阪市のベンチャー企業で、今年5月に設立したばかり。光合成を行わずにミドリムシを育てる有機従属培養技術とLEDによる稲の水耕栽培技術を組み合わせた「BDF製造システム」を確立し、そのノウハウを搭載した小型プラントを運送業界各社に販売していく計画を立てている。目標募集額は1550万円、上限応募額5千万円。募集期間は12月8日~14日。

ミドリムシはバイオディーゼル燃料の原料となるワックスエステル(油脂)を体内に蓄えており、地球上のあらゆる場所に存在することから、原料に適しているとされる。ミドリムシの培養方法は、光合成が一般的に知られているが、同社は有機従属培養方法を採用している。光合成を行わず、密室・暗闇下でストレスをかけながら餌となる糖を与えることで、ワックスエステルを多く蓄えたミドリムシを大量培養する狙い。これにより、バイオディーゼル燃料の安定供給を実現し、リッター当たりの金額を抑えることが可能になると同社は見込む。

有機従属培養を確立・継続するには、エサの安定確保が不可欠。同社は、エサの原料となる米を短期間かつ低コストで育てる独自の無農薬水耕栽培技術を開発した。最大の特徴は稲の背丈が低いことで、背丈を約20センチ以内にコントロールすることで、多段階に積み上げることができるため、省スペースでも大量に栽培できる。

さらに、独自に波長の研究を重ねたLED照明を24時間照射することで、約2ヶ月での収穫を可能にした。この品種は農林水産省への品種登録申請や水耕栽培技術でも特許を申請済み。

現在は、バイオディーゼル燃料製造システムの最終検証の段階で、培養効率の向上や安全性の検証を行い、23年末ごろから受注を開始する計画。同システムを、運送業界をはじめとした車両保有企業の敷地内に建設、燃料の自給自足モデルの構築を目指す。将来は、IOT技術を活用したシステムの遠隔管理やフルオートメーション化を実現し、バイオディーゼル燃料の普及をけん引したい考え。29年に年間プラント販売数約19基を目標としている。

投資は1口10万円100株、個人は1人5口まで。特定投資家口座からは100万円、150万円、200万円、250万円、300万円まで申込み可能。同社はエンジェル税制適用確認企業(タイプA)。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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