メジャーリーガー大谷選手がFTXとスポンサー契約、一方で日本からのアクセスは制限

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メジャーリーガーの大谷翔平選手が11月16日、暗号資産取引所FTXとスポンサー契約を結んだことが明らかとなった。大谷選手と契約することで、FTXのプラットフォームやデジタル資産全般の認知度を世界規模で広めるのと同時に、同社のブランド力の向上も目的としている。

FTXは大谷選手とスポンサー契約を締結するにあたり、様々なチャリティー団体に毎年寄付を行うことを約束しているという。FTXはこれまでに、2021年のメジャーリーグポストシーズンでのムーンブラスト1本につき1万ドル、ワールドシリーズにおいては1本10万ドルの寄付を行ってきた。これは、1年間で総額55万ドルにおよぶという。

FTXの創業者兼CEOであるSam Bankman氏は今回の動きについて、「デジタル資産のエコシステムと金融の世界に大きな革命を起こしている企業として、大谷選手だけでなくそれぞれの分野でリーダーになるという我々の目標を共有できるパートナーを常に探している」とコメントしている。

FTXは、大谷選手を野球界を代表する選手だと評価。大谷選手がデジタル資産をサポートすることでブランド力の向上に繋がることが期待でき、スポンサー契約を締結することは当然の選択だったとしている。

大谷選手は、FTXからのスポンサー契約の報酬を株式と暗号資産で受け取る予定だという。FTXと暗号資産業界の両方に対する強い思いが感じ取れるだろう。

今回、大谷選手とスポンサー契約を締結したFTXだが、11月15日ごろより日本からのアクセスは禁止されているようだ。FTXは、9月から日本人の新規ユーザー登録を禁止していたが、それ以前に登録しFTXのアカウントを保有していた場合は利用できる状態にあった。しかし、現在はアカウントにログインすることができない状態が続いている。

FTXは香港で設立された企業だが、Bankman氏は以前から現地企業の買収による海外への拡大を目指す意思を示してきた。8月にはアメリカを拠点とする暗号資産デリバディブ企業であるLedgerXを買収し、アメリカでのライセンス取得プロセスをクリアしている。

なお、Ledger Xの一件は多くの買収の始まりにすぎないとし、今後も海外企業買収の可能性があることを示唆している。

【参照記事】MLB Superstar Shohei Ohtani Joins FTX as Global Ambassador Through Long-Term Partnership

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株式会社techtec リサーチチーム

「学習するほどトークンがもらえる」ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル) 」を運営。日本発のブロックチェーンリーディングカンパニーとして、世界中の著名プロジェクトとパートナーシップを締結し、海外動向のリサーチ事業も展開している。Twitter:@PoL_techtec