2021.11.24 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは56,000ドルの攻防】

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昨日のビットコイン相場は56,000ドル付近でサポートされる展開。11月19日に56,000ドルつけて、60,000ドルまで反発し再度56,000ドルを下攻めするような動きとなったが、再度サポートされる動きとなり57,000ドルあたりで推移。

大口投資家が仮想通貨取引所へビットコインを送金する動きが出てきており、現物の売り圧力の可能性が高まっているような動きとなっている。一方でレバレッジ勢では一旦ロングポジションがある程度整理されていることで短期的には両方向ともに攻めやすいポジション状況。大口の投資家の資金流入は出ているが全体的な仮想通貨市場へのビットコインの流入は進んでいないため、あまり気にすることはないと考えている。

またGameFi関連の通貨は堅調な動きとなっており、SANDやMANAが堅調な動き。引き続きAVAXやSOLも底堅く推移しており、仮想通貨市場の中でも通過毎に動きが異なってきているため通貨の選別は必要。

ビットコインは一旦この水準でロングを作りつつ、下落したらすぐに逃げるような動きを取りたいと思っているが、できれば上昇を確認してからのエントリーをおすすめする。大口の動きで急落するタイミングがあればそこは拾っていきたいと考えており、急落の反発を狙いたい。

米国市場はNYダウが上昇する中、堅調だったNASDAQが下落する動きに。企業決算が良好だったが、コスト高が利益率を押し下げているという指摘が多くあった様子で、警戒感が広がっている。

注目されてい次期FRB議長はパウエル議長が再任することとなり、金利が上昇、米ドルが上昇しドル円はドル主導の動きから、115円台に上昇。2017年以来の水準となっており、次のターゲットは118円となっている。

ドル円は方向性は上方向でみておいていいと考えており、押し目でどこで買っていくかが勝負どころ。一旦114円台前半の押し目を待つのが得策のため、今は手をつけず。

日経平均株価は上値が重くなっているが、ここから下攻めするとも思えないため、引き続きポジションは維持。

IMM先物ポジションは日本円のショートポジションが引き続き高水準で積み上がっているため、警戒感は持っておきたい。強気でロングをするなら円ショートが解消される中で円高が進み短期勢のポジション調整が終わったタイミングと考えている。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12