米国の大手暗号通貨運用会社であるGrayscale Investmentsは8月17日、暗号資産ビットコイン、イーサリアム、イーサリアムクラシック、上位のデジタル資産複数銘柄を網羅するDigital Large Cap Fundに続いて、ビットコインキャッシュとライトコインを裏付けとする新たな投資信託について、DTC(米証券預託期間)の認可を取得した。
Grayscale Investmentsが投資信託を提供することにより、機関投資家は直接ビットコインキャッシュやライトコイン購入・保管することなく、ポジションをもつことが可能になる。2020年第2四半期にGrayscale Investmentsの私募に投資した機関投資家の81%は、ビットコイン投資信託にとどまらず多様化した商品への投資を行っており、ビットコインキャッシュとライトコインに紐づく初の証券は機関投資家にさらなる投資機会を与えることが期待されている。
【参照記事】Now Publicly-Quoted: Grayscale Bitcoin Cash Trust & Grayscale Litecoin Trust
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高橋奈夕
国際基督教大学4年。NYに支社を置くブロックチェーン専門のベンチャーキャピタルで半年以上インターンとして勤める。バイリンガルを生かして海外の記事を翻訳し、よりよい情報を国内に広めることにコミットしている。
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