ゲーム特化のNFTマーケットプレイスが大型調達、Twitch創業者が設立

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ゲームに特化したNFTマーケットプレイスFractalが4月2日、シードラウンドで3,500万ドルの資金調達を発表した。FractalはTwitchの共同創設者であるJustin Kan氏が創業者だ。

今回の資金調達は、ParadigmとMulticoin Capitalがリードし、Andreessen Horowitz、Solana Labs、Animoca、Coinbase、Play Ventures、Position Venture、Zynga創業者のMark Pincus氏、Crossover、Shrug Capital、Terra CEOのDo Kwon氏が参加した。調達した資金はエンジニアの増員、開発者のサポート、GameFiエコシステムの拡大に使用されるという。

Fractalは昨年12月にローンチされ、ここまで順調に拡大しているようだ。パブリックブロックチェーンSolana上に開発されており、Fractal上でNFTを販売するために「Fractal Launchpad」という審査制を設けているのが特徴だ。

審査の通過率はわずか5%にとどまるといい、これまでにHouse of Sparta、Tiny Colony、Yaku、Cinder、Nekoversといったタイトルが名を連ねている。審査制によりタイトルを厳選している理由について、Kan氏は次のように説明した。

「我々は数あるタイトルの中でも最も優れたゲームと提携したかったNFTは一部のコアゲーマーや開発者から強い反発を買っていることも考慮しなければならない。そのため、どういったタイトルが適切かどうかを見極める必要がある。」

Fractalがこのタイミングでゲーム特化のNFTマーケットプレイスを立ち上げた理由には、TwitchでのKan氏の経験が反映されているという。Kan氏は、Fractalを開発者が簡単にゲームを開発できるためのサポート役を担うプラットフォームにしたいと言及。今後は、複数のタイトルからロイヤリティを得るのが有効なビジネスモデルになると考えているという。

【参照記事】Fractal Raises $35 Million Seed Round

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株式会社techtec リサーチチーム

「学習するほどトークンがもらえる」ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル) 」を運営。日本発のブロックチェーンリーディングカンパニーとして、世界中の著名プロジェクトとパートナーシップを締結し、海外動向のリサーチ事業も展開している。Twitter:@PoL_techtec