Facebookのデジタル通貨Libra、規制サイドからは厳しい声

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Facebookのデジタル通貨「Libra」が公表されて以降、各国の規制サイドからは懸念の声が上がっている。

世界の金融システムの監視監督を行う金融安定理事会(FSB)議長のRandal Quarles氏は、「仮想通貨を利用した決済が普及するには、各国の規制当局による世界規模の精査が必要だ」と警告した。

政治や経済の独占や支配に対して警鐘を促す団体Open Markets InstituteのエグゼクティブディレクターBarry Lynn氏は、「facebookはユーザーのプライバシー保護に関する問題を抱えており、世界中の規制当局から非難を浴びている企業であり、さらに事態を悪化させるだけだ。」と述べている。

デジタル金融サービス提供事業者を支援するベンチャーキャピタル企業Anthemisの創設者兼最高投資責任者であるSean Park氏は、グローバルにサービスを提供するLibraの性質上、中央銀行、マーケットの規制当局、消費者保護監視員、マネーロンダリング、脱税、その他の金融犯罪に取り組む機関の他、国際決済銀行によって設定された金融市場基盤の原則にも従う必要があるだろうとの見解を示した。

月間20億以上のユーザーを超えるFacebookがデジタル通貨を活用した決済ネットワークを構築することの影響は大きい。Libraが掲げるように、世界で見れば半数近くにも上る銀行口座を開設できない貧困層でも金融サービスを享受できるようになるだろう。その一方でLibraに対する懸念の声はあまりに大きく、その行末はまだ不明瞭だ。

【参照記事】Facebook’s Libra coin likely to run a regulatory gauntlet

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立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。