日本企業、メタバース大手「The Sandbox」に続々と参入

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スクウェア・エニックス、エイベックス・テクノロジーズ、SHIBUYA109エンタテインメントの3社が3月1日、メタバース大手The Sandboxに参入することを発表した。

The Sandboxはイーサリアム上に構築されたゲームプラットフォームであり、ブロックチェーンゲーム(BCG)の中でも上位のプレイヤー人口を誇る。過去には月間100万人を超えるプレイヤーを集めたことでも話題となった。

参加者(クリエイターとしてのみの利用者も含む)はThe Sandbox内の土地(ランド)を購入し、独自に作成したサービスを自分のランド上に展開することが可能だ。最近ではメタバースとしても注目されている。

The Sandboxは基本的にはユーザー(エコシステムに対する全利用者)主導であり、参加者はゲーム内で利用するアイテムやキャラクター、ゲームをノンファンジブルトークン(NFT)として作成することができる。それらをNFTマーケットプレイス上で簡単に売買することも可能だ。

この自由さを利用し、スクウェア・エニックスは「ダンジョンシージ」という2002年に発売されたアクションRPGをプレイできるランドの提供を開始する。また、エイベックス・テクノロジーズはアーティストがミートアップやライブ配信を行うテーマパークを構え、SHIBUYA109はSHIBUYA109渋谷店を含む渋谷の街を再現した「SHIBUYA109 LAND」を作成することを発表している。

The Sandbox内のランドは、過去にアディダスやグッチなどのファッション業界の企業をはじめ、コンサルティングファームのPwC香港など様々な企業に購入されてきた。これらの企業は、グッチの「グッチヴォールト(GucciVault)」をはじめ、それぞれ独自のサービスを提供していくと発表している。

昨年11月には、投資ファンドソフトバンク・ビジョン・ファンド2がThe Sandboxに大型の出資を行っており、メタバース市場はこれまで以上に過熱していくことが予想されている。

The Sandboxは3月3日にアップデートを控えており、これまで対応していなかったmacOSでのプレイにも対応すると発表されている。このアップデートは、企業だけでなく個人のプレイヤーにとっても注目のアップデートだと言えるだろう。

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株式会社techtec リサーチチーム

「学習するほどトークンがもらえる」ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル) 」を運営。日本発のブロックチェーンリーディングカンパニーとして、世界中の著名プロジェクトとパートナーシップを締結し、海外動向のリサーチ事業も展開している。Twitter:@PoL_techtec