DeFi(分散型金融)に関連する仮想通貨の急成長、時価総額は3か月間で6倍に

DeFi(分散型金融)アプリケーションに関連する仮想通貨(暗号資産)の時価総額の合計が6月26日時点に63億米ドルとなり、過去3か月間で6倍に拡大している。

データサイトDeFiMarketCapは、18以上のDeFiプロトコルのユーティリティ・トークン(MKR、SNX、COMP等)に加えて、各アプリケーション上で発行されているステーブルコイン(DAI、sUSD等)や合成資産(cETH、sXAU等)など698種類のトークンの価値を集計している。

これらの資産価値の総額は、2020年4月15日時点の10億米ドルに対して急激に拡大している。この変化は、既存の金融システムに依存しない場所でローンの組成や貸出による金利の受取りを利用するユーザーが増えていることを示している。

特定のプロトコルのガバナンストークンは、時価総額の約半数を構成している。貸付と預金を手掛けるCompoundのCOMPトークンは22億米ドルで全体の30%を占めた。自動ポートフォリオ管理のBalancerのBALトークンは6億ドル、ステーブルコイン「DAI」を発行するMakerDAOのガバナンストークンMKRは4億7,000万ドルと続いている。アプリケーション上で発行されているトークンでは、Compoundの需給と金利を表すcBAT(2億5900万米ドル)やcETH(2億3,400万米ドル)、cUSDC(2億米ドル)がトップ10にランクしている。

COMPトークンの一般ユーザー向けのディストリビューションは6月15日に開始したばかり。発行量1,000万COMPのうち422.9万COMPが、プロトコルの借り手と貸し手に今後4年間に毎日2,880COMPずつ配布されている。分配比率はETH、USDC、BATなど各市場で発生する利息に応じて割り当てられる。まだ十分に市場に流通していないにもかかわらず、COMPトークンは米コインベースやバイナンスなど主要な取引所に上場。COMP価格も急変動しており、物議を醸している。

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高橋奈夕

高橋奈夕

国際基督教大学4年。NYに支社を置くブロックチェーン専門のベンチャーキャピタルで半年以上インターンとして勤める。バイリンガルを生かして海外の記事を翻訳し、よりよい情報を国内に広めることにコミットしている。