暗号資産取引所を運営するディーカレットが、ビットコインマイニングマシンの小口販売および運用サービスの提供を開始したことを2月25日に発表した。国内取引所としては初めての取り組みになるという。
今回の取り組みに際して、ディーカレットは海外の大規模マイニングファームと提携したと説明している。ビットコインマイニングの門戸を広げるべく、小口での販売や運用サービスを提供する方針だ。
特徴としては、マイニングマシンを購入するだけで、マシンの設置やメンテナンスといった作業が発生しない点をあげている。ディーカレットに口座を開設しておくことで、マイニング報酬をそのままコールドウォレットに保管することもできるという。
なお、マイニング報酬が発生した場合でもビットコイン価格の下落や電気代などの諸経費が高騰した際には、受け取り金額がゼロになる可能性もあるとしている。また、報酬よりも諸経費が上回った場合には差額を支払わなければならない。
販売を行うマイニングマシンは、大手マイニングファームBitmain製のものだ。最低購入単価は907,500円となっており、3月15日から3月25日までの期間で先着40台の募集を行う。実際の稼働開始予定時期は6月を予定している。
マイニングファームの運営地はロシア連邦イルクーツク州ブラーツクになるという。契約期間は2年間となっており、この期間は原則として解約できない点に注意が必要だ。
年間の想定利回りは94%を見込んでいるという。この計算式は次の通りだ(2021/02/24時点の例)。
「(年間マイニング報酬 – 年間電気代 – 年間運用管理費) ÷ マイニングマシン代金 × 100」
※1BTC:5,078,400円、1米ドル:106.5円換算、1日あたりの電気代:457円、1日ハッシュレート割合:0.00006357%、1日あたりのマイニング報酬:0.000692376BTC、年間運用管理費:20%の場合
上記の想定利回りを元に算出された投資回収期間は、約13ヶ月になるという。
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【参照記事】マイニングマシンの販売・運用サービス開始|ディーカレット
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