DeFi接続のアドレス数が65%増加、ConsenSysが四半期レポートを公開

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米ブロックチェーン開発企業であるConsenSysが、イーサリアムのDeFiエコシステムに関する2021年第2四半期レポートを8月4日に公開した。DeFiにアクセスしたイーサリアムアドレス数は第1四半期に比べて65%増加したという。

レポートによると、7月1日時点でイーサリアムアドレスはエコシステム全体で1億6,100万存在する。イーサリアムアドレス数は2021年第1四半期末から10%増加しており、2021年の年初からは12%増加する結果となった。

全てのイーサリアムアドレスのうち、291万アドレスが第2四半期末までに1つ以上のDeFiプロトコルにアクセスしている。これは、第1四半期から65%増加していることを示す数字だ。DeFiプロトコルとして分散型取引所Uniswapや暗号資産レンディングCompoundなどがある。

DeFiに関する一般的な認識が広がったことで利用数が増加したと考えられるが、ウォレットによっては1人のユーザーが複数のアカウントを作成できるため、アドレス数とユーザー数は1:1の関係ではない可能性もある。

DeFiで利用されるイーサリアムアドレス数は増加しているものの、アクティブなDeFiアドレスは全アドレス中の1.81%にすぎないという。

なお、イーサリアムの主要ウォレットであるMetaMaskの月間アクティブユーザー数は、6月1日までに800万人を超えた。BSCやPolygonなどイーサリアムと互換性のあるネットワークでのDeFiサービスの増加が、MetaMaskユーザーの増加に繋がったという。

DeFiの利用が増加した要因として、ステーブルコインの供給量が大幅に増加したことも関係があるようだ。ステーブルコインの供給量は、2021年第1四半期末から現在までに60%以上増加し、7月上旬には総発行額が650億ドルを超えている。DeFi市場では、USDCやMakerDAOのDAIが多くのシェアを集める結果となった。

【参照記事】ConsenSys Q2 2021 DeFi Report

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株式会社techtec リサーチチーム

「学習するほどトークンがもらえる」ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル) 」を運営。日本発のブロックチェーンリーディングカンパニーとして、世界中の著名プロジェクトとパートナーシップを締結し、海外動向のリサーチ事業も展開している。Twitter:@PoL_techtec