NFT基盤のブロックチェーンネットワークを開発するUnique Networkが、気候変動の解決を目指す国連の取り組みである「DigitalArt4Climate」のリードテックパートナーに選出されたことを8月3日に発表した。都市化や居住の問題に取り組む国連ハビタット(UN-Habitat)や国連認定組織のIAAI GLOCHAにより選出されたという。
DigitalArt4Climateは、世界中のアーティストやデザイナーなどが気候変動に対して人々の行動を促す作品を作成することを目的とした取り組みである。Unique NetworkはDigitalArt4Climateのテックパートナーとして、アーティストの作品を公開するためのNFTマーケットプレイスを開発するという。
国連は気候変動対策に関するメッセージを人々へ拡散させる新しい媒体としてNFTを認識している。NFTは作品の販売後も継続してアーティストが代金を受け取れる仕組みであり、国連は次世代のアーティストへ新しいプラットフォームを提供したいと考えているようだ。
DigitalArt4Climateには国連ハビタットやIAAI GLOCHAの他に、Social Alpha Foundation(SAF)やExquisite Workers、Palette 69がパートナーとして参画している。SAFがアーティストへのメンターシップ提供やスポンサー活動を担当しており、Exquisite WorkersはDigitalArt4Climateのコンテンツ作成を担当しているとのことだ。またPalette 69はUXやUIに関するメンターシップを提供しているという。
Unique NetworkのCEOであるAlexander Mitrovichは今回の選出に関して、「主要な国連組織と協力できることを誇りに思います。私たちは人間の表現の未来はNFTを通じてもたらされると考えており、地球を救うためにいかに異なるコミュニティを団結させるかを世界へ示していきたいです。」と述べている。
株式会社techtec リサーチチーム
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