CAMPFIRE、「社会課題で振り返るGoodMorningの2021年」を発表

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株式会社CAMPFIREが運営する社会問題と向き合う人のクラウドファンディング「GoodMorning」は2021年に掲載されたプロジェクトを「社会課題で振り返るGoodMorningの2021年」として発表した。

2021年はコロナ禍で大きく伸長した前年からさらに12.9%増で、1000件以上のプロジェクトを掲載。総支援者数はのべ34万人超で、クラウドファンディングを通じた社会課題解決への参画が進んでいるのが見てとれる。新型コロナウイルスの影響は長期化するほどより深刻となり、社会的に弱い立場に置かれている学生やシングルペアレント、外国にルーツのある人などの課題が顕在化。緊急性の高い支援にとどまらず、新しい活動や枠組み作りにも取り組まれた1年だった。

「GoodMorning」は、5つの社会課題別にプロジェクトを紹介。まずは「東日本大震災から10年」というもの。「【桜ライン311】未来に伝える避難の目印として、看板(サイン)を設置します!」には支援者273人、支援金額3,678,000円が集まった。GoodMorningは「津波の到達点を桜並木でつなぎ、未来に東日本大震災の教訓を伝える『桜ライン311』。クラウドファンディングでは植樹した桜に看板を設置することを目指し、より多くの方へこの桜並木の意義を伝えました」とコメントした。

2つ目は教育現場の深刻化だ。「教職員の声を社会に!学校現場の声を見える化するプラットフォームをつくりたい!」「教育実習でもボランティアでもない、学校インターンの仕組みを実現させたい!」などのプロジェクトが掲載された。

3つ目はプライドパレードの開催やジェンダー意識の高まりについて。2015年11月に東京都渋谷区と世田谷区で施行された、同性同士のカップルを婚姻に相当すると認める「パートナーシップ宣誓制度」は2021年10月時点で、130自治体で施行。LGBTQに関する認知は徐々に広まっており「誰もが自分らしく生きられる社会を!今年もさっぽろレインボープライドを開催したい!」や「アスリート発の吸収型ボクサーパンツ『OPT』を、新しい生理の選択肢に」といったプロジェクトが立ち上がった。その他にも、パラリンピックを通した共生社会の実現促進や長期化するコロナ禍による貧困のテーマが紹介された。

「GoodMorning」は2021年1月に手数料を支援金額の14%から9%に引き下げることを発表。ソーシャルセクターに4000万円以上の支援金額を還元することにつながった。これからも声を上げ続ける人や社会で取り組むべき課題であると訴え続ける人、そしてその想いを共有する全ての人と連帯し、クラウドファンディングのキャンペーンを通じて社会に対する訴えを続け、継続的な支援の仕組みで活動を支えていくとしている。

【参照リリース】CAMPFIRE運営の「GoodMorning」、「社会課題で振り返るGoodMorningの2021年」を発表
【関連サイト】CAMPFIRE運営の「GoodMorning」、「社会課題で振り返るGoodMorningの2021年」を発表

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岡村 幸治

フリーライター。2020年までスポーツニッポン新聞社で野球記者を務め、読売巨人軍やアマチュア野球などの取材、原稿執筆を担当。得意分野はスポーツ、旅行、ニュース記事。中立でわかりやすい記事を心がけています。 
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