香港のQRCの調査によると、ブロックチェーン業界は2018年から信頼を回復し始め、Facebook子会社のCalibraが主導するステーブルコイン「リブラ」の発表もその一因になったという。AITニュースデスクが10月7日報じている。
同調査では、少数の機関投資家が市場から離れている一方で、仮想通貨の信頼回復とブロックチェーンに対する信頼により、市場心理は「極度の警戒」から「中立」に移行していると述べている。また最も積極的な投資家はシンガポール、北米、南米に多いという。
仮想通貨の規制に関しては、香港、シンガポール、中東では「規制が詐欺や不正などから投資家を守る」と肯定的で、北米では「規制が役に立っているとは言い難い傾向にある」と、地域によって異なる結果が出た。
ブロックチェーンをFacebookのような大企業が活用することによる企業や投資家への影響は大きい。大規模な詐欺が多発してしまったICOに変わる資金調達手段として注目を集めるSTOやIEOによって、ブロックチェーン産業がさらに活気づいていくことに期待したい。
【参照記事】New Blockchain STO Report: High Confidence in Americas, Europe; Hong Kong Lags
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立花 佑
自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。
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