CBOEがビットコインETFの申請を取り下げ。そもそもビットコインETFが注目される理由とは?

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シカゴオプション取引所(CBOE)は1月22日、米国証券取引委員会(SEC)の審査を受けていたVanEck社の提供するビットコインETFの申請を取り下げた。

ビットコインETFは、ビットコイン価格やビットコインに関する価格指標などを元に構成される上場投資信託だ。米国において、ビットコインETFがSECまでに申請される流れは以下のようになる。まず、資産運用会社が取引所にビットコインETFを提供する。上場先の取引所は、提供されたビットコインETFをSECに申請する。SECは申請されたビットコインETFを審査し、ビットコインETFを提供する事業者と議論を行う。

これまで申請されてきたビットコインETFは、価格の連動先として先物の価格指標などを参照することから、SECは監視・監督を行うことが困難であった。今回のVanEck社の提供するビットコインETFは、ビットコイン現物と価格が連動するように組成されたビットコインETFであることから、当局が監視・監督を行いやすいとして有力視されていた。

個人投資家や機関投資家からビットコインETFの上場が注目されている理由の一つとして、過去に金ETFの上場により、機関投資家の資金が流入したことから、ビットコインETFも同様な期待感を得ていることがある。金ETF上場により、多数の金融商品が続々と誕生し、年齢・経験の幅広い層の投資家が金のコモディティへ投資を行った。

SECの公式文書によると、CBOEとSECの両者がVanEck社の提供するビットコインETFを模索した過程がわかる。CBOEは、どういった理由で申請を取り下げたのかは明らかにしていない。米国の経済チャンネルCNBCにおいて、VanEck社のCEOであるJan Van Eck氏は、米国が政府機関の閉鎖をしているため、SECがこれまで懸念していた仮想通貨市場における価格操作やカストディーなど、ビットコインETFに関する議論をSECと続けることができなくなったと発言している。

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【参照サイト】Notice of Withdrawal of a Proposed Rule Change to List and Trade Shares of SolidX Bitcoin Shares Issued by the VanEck SolidX Bitcoin Trust Under BZX Rule 14.11(e)(4), Commodity-Based Trust Shares
【参照サイト】ETF Edge,January23,2019

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