今回は、GMOコインの使い方について、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。
目次
- GMOコインとは
1-1.GMOコインの概要 - GMOコインが取り扱っている商品
2-1.暗号資産FX
2-2.つみたて暗号資産
2-3.貸暗号資産
2-4.ステーキング - GMOコインの取引方法
3-1.取引所(現物取引)
3-2.取引所(レバレッジ取引) - まとめ
国内の暗号資産(仮想通貨)取引所GMOコインは、仮想通貨の売買だけでなく、積立投資やレンディングなど、仮想通貨に関連するさまざまなサービスを提供しています。
しかし、これらのサービス内容について詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、GMOコインが取り扱っている商品と取引所の取引方法について、詳しく解説していきます。
①GMOコインとは
1-1.GMOコインの概要
GMOコインとは、GMOインターネットグループが手がける国内の仮想通貨取引所です。17年に金融庁によって「暗号資産交換業者」としての登録を完了している取引所となっています。
オリコン顧客満足度で二年連続第一位を獲得するなど、多くのユーザーに愛されているGMOコインでは、多くの銘柄で仮想通貨の取引は可能なほか、即時入金や日本円の出金手数料などが無料となっているなど、ユーザーにとって便利なサービスを多数提供しています。
また、GMOインターネットグループで培われたノウハウをもとに堅牢なセキュリティと管理体制を敷いており、資産をオフラインで管理するコールドウォレットや、複数の秘密キーを必要とするマルチシグを採用するなど、徹底したセキュリティ対策を行っています。
②GMOコインが取り扱っている商品
2-1.暗号資産FX
GMOコインでは、「暗号資産FX」と名付けられた仮想通貨の証拠金取引、つまりレバレッジ取引を取り扱っています。GMOコインでは下記の銘柄をレバレッジ二倍で取引することができるため、「ビットコイン(BTC)」の値動きがゆるやかなタイミングでは、アルトコインでレバレッジ取引を行うなど、相場に応じた戦略的な投資を行うことが可能です。
この暗号資産FXでは、上昇および下落局面いずれの相場であっても利益を狙うことができ、二倍のレバレッジをかけて資金効率の良い取引を行うことが可能です。
暗号資産FXの取扱銘柄 | 14銘柄:ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ベーシックアテンショントークン、ステラルーメン、テゾス、ポルカドット、コスモス、エイダ、チェーンリンク、ドージ、ソラナ |
2-2.つみたて暗号資産
GMOコインでは「つみたて暗号資産」と呼ばれる仮想通貨の積立サービスも取り扱っています。GMOコインの積立手数料が無料となっているため、ユーザーはよりお得に積立を行うことができます。つみたて暗号資産は、毎日または毎月決まった日に、決まった金額の仮想通貨を自動で購入して積み立てることができるサービスで、最低500円から始めることができるため、高額な印象のある「ビットコイン(BTC)」でも少額から購入することが可能です。
積立サービスでは、一定の金額および頻度で仮想通貨の購入を行うため、価格が高い時期には少量を、価格の低い時期には多くの仮想通貨を購入するという仕組みになります。そのため、長期的な視点で見た場合、購入の際の価格を平準化することが可能となり、一度にまとめて購入するよりもリスクを抑えることができるというメリットがあります。
GMOコインでは、自身の積み立てたい仮想通貨銘柄とプラン(毎日か毎月)、期間、金額を選択するだけで、簡単に積立シミュレーションを行うことができるため、興味のある方は一度シミュレーションでその金額感を見てみてもいいかもしれません。
つみたて暗号資産 | 20種類:ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ベーシックアテンショントークン、ステラルーメン、クアンタム、チェーンリンク、ポルカドット、テゾス、コスモス、エイダ/カルダノ、メイカー、ダイ、ドージコイン、ソラナ、ファイルコイン、ザ・サンドボックス、チリーズ |
2-3.貸暗号資産
GMOコインでは、仮想通貨のレンディングサービスである「貸暗号資産」の提供も行っています。
GMOコインの貸暗号資産では、「ビットコイン(BTC)」のほか、「イーサリアム(ETH)」や「リップル(XRP)」、「ネム(XEM)」といった人気のアルトコインを日本円で10万円程度から貸し出すことができるため、ウォレットに眠っている仮想通貨を有効活用することが可能です。また、貸出期間は最短で一ヶ月となっているほか、メンテナンス時を除いて24時間・365日受付を行っているため、誰でも気軽に利用することができるようになっています。
レンディングとは、ユーザーが保有している仮想通貨を取引所に一定期間貸し出すことによって、貸し出した仮想通貨の期間や数量に応じた貸借料を受け取ることができるサービスのことを指します。
こちらもシュミレーションが可能なため、一度試してみることをおすすめします。
貸暗号資産の取扱銘柄 | 14銘柄:ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ベーシックアテンショントークン、ステラルーメン、テゾス、ポルカドット、コスモス、エイダ、チェーンリンク、ドージ、ソラナ |
2-4.ステーキング
GMOコインでは、仮想通貨を保有するだけで報酬を獲得できる「ステーキング」サービスの提供も行っています。GMOコインの提供するステーキングは申し込みが不要となっており、対象となる仮想通貨を購入し、受取日まで待つだけで金利として報酬を受け取ることが可能です。年率は2.1%から4.7%程度となっており、保有数量や保有期間に制限がないため、レンディングと比べてより自由度の高いサービスとなっています。
ステーキングに対応している仮想通貨は、下記の通りです。
ステーキング | 8種類:テゾス、エイダ/カルダノ、コスモス、ポルカドット、シンボル、クアンタム、アスター、ソラナ |
なお、ステーキングに関しても、事前にシミュレーションを行うことができるため、興味のある方は一度試してみてもいいかもしれません。
③GMOコインの取引方法
ここからは、GMOコインが提供している「取引所」の使い方について、詳しく解説していきます。取引所(現物取引)と取引所(レバレッジ取引)の2種類があり、それぞれ取り扱い銘柄は以下の通りです。
取引所(現物)の取扱銘柄 | 23種類:ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ベーシックアテンショントークン、ステラルーメン、モナコイン、ネム、クアンタム、チェーンリンク、ポルカドット、エンジンコイン、シンボル、テゾス、コスモス、エイダ/カルダノ、メイカー、DAI、FCRコイン、アスター、ソラナ、ドージ |
取引所(FX)の取扱銘柄 | 11銘柄:ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、チェーンリンク、ソラナ、ポルカドット、エイダ、コスモス、ドージ |
3-1.取引所(現物取引)
GMOコインにログインした状態で、「取引所」のタブから「現物取引」をクリックします。
その後、下記の手順で取引を行います。
①画面右側において購入したい銘柄を選択します。
②「成行」もしくは「指値」を選択します。
③売買区分で「売」もしくは「買」を選択します。
④希望の取引数量を入力します。
⑤注文タイプを選択します。
「指値」の場合は「執行数量条件」の選択も行います。
⑥注文レートを入力します。
成行の場合は入力の必要はありません。
⑦「確認画面へ」をクリックします。
⑧確認画面で、注文内容に誤りがないかを確認します。
⑨「確定」をクリックし、注文完了となります。
取引が成立したかは「注文一覧」の「約定数量」で確認することができます。
3-2.取引所(レバレッジ取引)
①GMOコインにログインした状態で、「取引所」のタブから「レバレッジ取引」をクリックします。
②画面右側において取引したい銘柄を選択します。
③「成行」もしくは「指値」を選択します。
④売買区分で「売」もしくは「買」を選択します。
⑤取引数量を入力します。
⑥指値の場合は、注文タイプを選択します。
⑦指値の場合は、執行数量条件を選択します。
⑧注文レートを入力します。
成行の場合は、注文レートの指定はできません。
⑨指値・逆指値の場合は、ロスカットレートを設定します。
⑩「確認画面へ」をクリックします。
⑪確認画面で、注文内容に誤りがないかを確認し、「確定」をクリックし、注文完了となります。
④まとめ
GMOコインでは仮想通貨の売買以外にも多岐にわたる商品が取り扱われているため、ユーザーは自身の取引スタイルやニーズに合わせた柔軟な投資を行うことが可能です。また、取引所でも利便性の高いシステムが採用されているため、仮想通貨での投資を考えている方は一度GMOコインで口座を開設し、気になるサービスを利用してみることをおすすめします。
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中島 翔
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