今回は、GMOコインのWebTraderについて、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。
目次
- GMOコインとは
1-1.GMOコインの概要 - WebTraderとは
2-1.WebTraderの概要
2-2.WebTraderの特徴 - WebTraderの使い方
3-1.口座の開設
3-2.取引所(現物取引)においての使い方
3-3.取引所(レバレッジ取引)においての使い方 - まとめ
22年9月27日、国内の暗号資産(仮想通貨)取引所GMOコインが、新たに現物取引専用の「WebTrader(ウェブトレーダー)」の提供をスタートしました。GMOコインはこれまで、PC向けのレバレッジ取引ツールとしてWebTraderの提供を行ってきましたが、今回の発表により、現物取引においてもWebTraderを利用可能になります。
そこで今回は、GMOコインによって新たに現物取引版がリリースされたWebTraderについて、その使い方や利便性のポイントなどを詳しく解説していきます。
①GMOコインとは
1-1.GMOコインの概要
GMOコインとは、GMOクリック証券をはじめとするさまざまな金融サービスを提供するGMOインターネットのグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する仮想通貨取引所です。GMOコインは二年連続でオリコン顧客満足度第一位を取得するなど、ユーザーにとって利便性の高いサービスで多くの投資家から高い評価を獲得しています。グループ企業で培った金融サービスのノウハウを活かし、セキュリティ性の高い取引環境を整備しているほか、口座開設や即時入金、日本円の出金や仮想通貨の預入および送付にかかる各種手数料がすべて無料となっている点などが挙げられます。また、取り扱い銘柄数も国内最多レベルとなっております。
取引所(現物)の取扱銘柄 | 24種類:ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ベーシックアテンショントークン、ステラルーメン、モナコイン、ネム、クアンタム、チェーンリンク、ポルカドット、エンジンコイン、シンボル、テゾス、コスモス、エイダ/カルダノ、メイカー、DAI、FCRコイン、アスター、ソラナ、ドージ、NOT A HOTEL COIN |
販売所の取扱銘柄 | 21種類:ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ベーシックアテンショントークン、ステラルーメン、クアンタム、チェーンリンク、ポルカドット、テゾス、コスモス、エイダ/カルダノ、メイカー、DAI、ソラナ、ドージ、チリーズ、ザ・サンドボックス、ファイルコイン、アバランチ |
今回取り上げる「WebTrader(ウェブトレーダー)」をはじめとする取引ツールも充実しており、GMOコインは仮想通貨取引の初心者から上級者まで、さまざまなユーザーのニーズに対応可能な機能が提供されています。
②WebTraderとは
2-1.WebTraderの概要
「WebTrader(ウェブトレーダー)」とは、GMOコインが提供している取引所取引に特化したPC向けの高機能取引ツールのことを指します。WebTraderは、WindowsだけでなくmacOSにおいても利用することができ、トレーダーが求めるあらゆる機能を備えた利便性の高いツールとなっています。
GMOコインでは19年2月20日に「取引所(レバレッジ)取引専用ツール」としてWebTraderをリリースしましたが、その後、多くのユーザーから「取引所(現物取引)」においてもWebTraderを利用したいという声が上がったことを受け、今回新たに「取引所(現物取引)専用」のWebTraderの提供をスタートすることとなりました。
2-2.WebTraderの特徴
ここでは、WebTraderの特徴を解説するとともに、その利便性のポイントについて紹介していきます。
①ひとつの画面で取引を完結できる
WebTraderは「板」や「高性能チャート」のほか、「歩み値」や「注文」といったさまざまな機能を兼ね備えた取引ツールとなっており、ひとつの画面で取引を完結することができるように設計されています。そのため、トレーダーは複数の画面を確認する必要がなく、より快適に且つ効率よく取引を行うことができるというメリットがあります。
②利用できる機能が豊富
WebTraderには取引に役立つさまざまな機能が揃っており、トレーダーは自身のニーズに合わせてそれらを柔軟に使い分けることが可能です。なお、WebTraderにて利用できる機能の一例は下記の通りです。
◯ライン描画
- トレンドライン
- 水平ライン
- 垂直線
- 円ライン
- 平行チャネル
- フィボナッチリトレースメント
- ギャン
- ピッチフォーク
- エリオット波動 など
◯インジケーター
- 移動平均線
- MACD
- RSI
- EMA
- プライス出来高トレンド
- ストキャスティクス
- モメンタム
- ピッチフォーク
- ボリンジャーバンド など
◯足種類
- 1分、5分、10分、15分、30分、1時間、4時間、8時間
- 12時間、1日、1週間、1ヶ月
- 全12種類
③無料で利用できる
WebTraderは利用に際して費用などが一切発生しないため、GMOコインにおいて口座を開設しているユーザーであれば誰でも無料で利用することが可能です。また、GMOコインにおいて口座を開設していないユーザーであっても利用することが可能な「WebTraderデモ画面」も用意されているため、誰もがさまざまなテクニカルインジケーターを使用したチャート分析や板の値動きなど、注文以外の操作を体験することが可能です。
③WebTraderの使い方
3-1.口座の開設
WebTraderを利用するためには、まず初めに、GMOコインにおいて口座を開設する必要があります。
①口座開設フォームからメールアドレスの登録を行い、案内に従ってセキュリティ認証を完了します。
②登録したメールアドレス宛へパスワード設定のメールが届くため、案内に従ってパスワードおよび2段階認証の設定を行います。
③設定が完了したら、画面の案内に沿ってユーザー情報を入力します。
④本人確認を行うため、必要な書類をアップロードし、審査を行います。
なお、本人確認については、「画像アップロード」もしくは郵送物の受け取りが不要な「かんたん本人確認」から希望する方法を選択することが可能です。
⑤その後、本人確認の審査が完了すると、「画像アップロード」を選択した場合は郵送にて、「かんたん本人確認」を選択した場合はメールにて、「口座開設コード」が送られます。
⑥届いた口座開設コードをログイン後の「会員ホーム」画面にて入力し、「口座開設」をクリック、最後に、2段階認証の入力を行い、口座開設手続きが完了となります。
3-2.取引所(現物取引)においての使い方
①GMOコインの会員ページにログインします。
②その後、下記いずれかの方法で利用することが可能です。
・左側のメニュー下部に表示されている「取引所(現物取引)専用PCツール WEBTRADER」のバナーをクリックする。
・左側のメニューから「取引所」の「現物取引」をクリックし、画面の右上部に表示されている「WEB TRADER」のボタンをクリックする。
・「WebTrader 取引所(レバレッジ取引)」画面の右上部に表示されている「現物取引に切替」ボタンをクリックする。
3-3.取引所(レバレッジ取引)においての使い方
①GMOコインの会員ページにログインします。
②その後、下記いずれかの方法で利用することが可能です。
・左側のメニュー下部に表示されている「取引所(レバレッジ取引)専用PCツール WEBTRADER」のバナーをクリックする。
・左側のメニューから「取引所」の「レバレッジ取引」をクリックし、画面の右上部に表示されている「WEB TRADER」のボタンをクリックする。
・「WebTrader 取引所(現物取引)」画面の右上部に表示されている「レバレッジ取引に切替」ボタンをクリックする。
④まとめ
GMOコインのWebTraderは元々19年2月20日に「取引所(レバレッジ)」取引に向けた専用ツールとしてリリースされ、今回、新たに「取引所(現物取引)専用」のWebTraderの提供がスタートされることとなりました。
前述の通り、WebTraderはあらゆるトレーダーのニーズに対応可能な機能を備えており、着実に利益を上げるための最も適したツールの一つとなっているため、仮想通貨取引での資産運用を考えている方は一度GMOコインで口座を開設し、WebTraderを利用してみることをおすすめします。
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中島 翔
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