仮想通貨COT(コスプレトークン)とは?機能や特徴について解説

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今回は、仮想通貨COT(コスプレトークン)について、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. COT(コスプレトークン)とは
    1-1.コスプレコミュニティ「World Cosplay」で利用できる
    1-2.コスプレイヤーが独自のCOTを発行できる
  2. COTの直近の動向
    2-1.株式会社ONIGIRI Plusと業務提携
    2-2.国内暗号資産取引所への上場
    2-3.COTが利用できる「Curecos β版」のローンチ
  3. COTの今後の動向
    3-1.コスプレ市場の成長性
    3-2.NFT市場との相乗効果
  4. まとめ

2022年5月18日、コスプレトークン(COT)の日本での活動を支援するキュア株式会社と、コスプレイヤーのイベント企画やキャスティング事業を手掛ける株式会社ONIGIRI Plusの提携が発表されました。

仮想通貨COTは、2022年3月にZaifとサクラエクスチェンジビットコイン(SEBC)で取り扱いが開始されており、新たな投資先として注目しているトレーダーも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、COTの足元の動向と今後の展望についてアップデートしていきます。

①COT(コスプレトークン)とは

COTまずは、COT(コスプレトークン)の概要について説明します。

1-1.コスプレコミュニティ「World Cosplay」で利用できる

COT(コスプレトークン)とは、「World Cosplay」で利用できるトークンです。

株式会社キュアが運営している「World Cosplay」は、コスプレイヤーたちが写真をシェアするコミュニティサイトで、世界180ヵ国、100万人以上のユーザーに利用されています。「World Cosplay」内では、コスプレイヤーとファンの交流も活発に行われており、ファンはコスプレイヤーへの投げ銭にCOTを利用できます。

さらに、今後はコスプレイヤーがNFTや関連グッズを販売する際にCOTが利用できるようになるなど、幅広い活用が計画されています。また、詳しくは後述しますが、2022年3月にはCOTが利用できる新たなプラットフォーム「Curecos」のベータ版も公開されており、COTの今後の展望に大きな影響を与えています。

これまでコスプレイヤーは収益源が乏しいとされてきましたが、「World Cosplay」や「Curecos」でのCOT活用を通じて、新たな収益源を得ることになります。

1-2.コスプレイヤーが独自のCOTを発行できる

COT Ambassadors「World Cosplay」内では、COTの他に「CPC(キュアプレイヤーコイン)」が利用できます。CPCは、COTとの交換によってコスプレイヤーが独自に発行できるコインで、自由に名称をつけることも可能です。コスプレイヤーはCPCにサービスを付与することもできるため、いわば「その人だけの独自のコイン」のようなものとして発行できます。

「World Cosplay」では、こうしたファンと作り手の需要と供給が上手く合致する仕組みが多く取り入れられており、COTが利用される機会が多いのも特徴です。

②COTの直近の動向

COT(コスプレトークン)では、さまざまなプロジェクトが動きを見せています。

ここからは、COTへの投資を検討する上で確認しておきたいニュースを解説します。

2-1.株式会社ONIGIRI Plusと業務提携

2022年5月18日、COTは株式会社ONIGIRI Plusとの提携を発表しました。

株式会社ONIGIRI Plusは、コスプレイヤーのイベント企画やキャスティング事業を手掛ける会社で、その登録者数が1,000人を超えています。

COTは、オフラインでのコスプレイベントを手掛けるONIGIRI Plusと提携することで、現在は主にオンラインで利用されているCOTの活用の場がさらに広がることが期待できるでしょう。ONIGIRI Plusは、「東京コミコン」のイベント企画も行っていることから、今後イベント内にてCOTが決済手段として取り扱われることもあるかもしれません。

2-2.国内暗号資産取引所への上場

2022年3月、COTは国内暗号資産取引所のZaifとサクラエクスチェンジビットコインの2ヶ所に同時上場しました。ZaifではCOTの取り扱いを記念して、豪華なキャンペーンが開催されるなど、SNSでも大きな盛り上がりが見られました。

暗号資産への投資にあたって、「国内の暗号資産取引所で売買できるか」という点は非常に大きなポイントです。格段に利便性が向上することや低コストで取引できることから、Zaifやサクラエクスチェンジビットコインへの上場をきっかけにCOTの購入を決めた投資家も多いかもしれません。

2-3.COTが利用できる「Curecos β版」のローンチ

2022年3月、「World Cosplay」を運営する株式会社キュアより新しいサービス「Curecos」のベータ版がローンチされました。「Curecos」では、COTで投げ銭ができるだけに限らず、NFTの販売や返礼ができるなど、「World Cosplay」よりもさらにCOTが活用できる機能が備えられています。

こうした新しいサービスでは、発展途上でさまざまなバグが発見されることがありますが、「Curecos」では「バグバウンティプログラム」を採用していることも特徴です。「バグバウンティプログラム」とは、システム内でバグを発見し報告したユーザーに対して報酬が与えられる仕組みを指します。「Curecos」では、このバグバウンティプログラムの報酬としてCOTが付与されることとなっており、ここでもCOTが積極的に活用されていることが分かるでしょう。

③COTの今後の動向

ここまで、COTの直近の動向を解説してきました。それらの情報を踏まえて、COTの今後の展望を考えてみましょう。

3-1.コスプレ市場の成長性

COTのホワイトペーパーでは、コスプレ市場は250〜500億米ドル規模にものぼり、2010年以降15%のペースで成長しているとされています。コスプレの衣装やメイク用品、ウィッグなどにかかる費用はもちろんのこと、イベントへの参加費や会場までの交通費、宿泊費、撮影費用などを考慮すると、実際にはさらに大きな経済効果が想定されるのではないでしょうか。

以前は、「コスプレは日本独自の文化」といったイメージがありましたが、現在は世界各地でコスプレイベントが開催されるなど、すでに世界中でコスプレ人口が増加していることが分かります。今後もコスプレ市場が成長していけば、それに比例してCOTの普及も広がりを見せていくことが期待できるでしょう。

3-2.NFT市場との相乗効果

「Curecos」のベータ版ですでにNFTが活用されているように、コスプレ業界はNFTとの親和性が高いこともCOTのポジティブ要因です。

「Curecos」では、COTの投げ銭の返礼品として、コスプレイヤーの作品がNFT化されたものがプレゼントされる仕組みとなっています。NFTは再度販売に出すことも可能ですが、二次販売された際も、コスプレイヤーに収益が入る仕組みとなっており、コスプレイヤーの新たな収益源として期待が高まっています。

これまでは、撮影会開催やイベントでの写真集販売により収益を得ていたコスプレイヤーですが、NFTを活用することによりオンラインでも稼げるようになったのはコスプレ業界の大きな転換点といえるでしょう。

④まとめ

COT(コスプレトークン)は、2022年以降大きなニュースが続いており、現在最も注目されている暗号資産のひとつです。コスプレコミュニティサイトの「World Cosplay」や「Curecos」にて、さまざまな方法で活用されることで、さらにCOTの裾野が広がる期待があるでしょう。

COTは、2022年3月以降Zaifやサクラエクスチェンジビットコインでの取引が可能となっています。興味のある方はこの機会に口座開設をしてみてはいかがでしょうか。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12