コインチェックの取引所でLiskとOMG取り扱い開始!2つの仮想通貨の特徴とは

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コインチェックは販売所で仮想通貨を豊富に取り扱っている国内の仮想通貨取引所です。板取引ができる取引所ではこれまで4銘柄でしたが、そこにLiskとOMGが加わり6銘柄となりました。コインチェックの取引所はスマホアプリには対応してませんが、WEBサイト上ですがシンプルな設計で初心者にも理解しやすいようになっています。

ここではLiskとOMGの特徴と、コインチェックの取引所の特徴について解説します。

目次

  1. コインチェックの取引所に上場したLiskとOMGの特徴
  2. コインチェックの取引所とは?
  3. 豊富に仮想通貨を取り扱っているコインチェックの特徴
  4. まとめ

①コインチェックの取引所に上場したLiskとOMGの特徴

1-1.リスク(Lisk)とは?

Liskはイーサリアムと同様にスマートコントラクト機能を有しており、サイドチェーンを活用してトークンを構築していけることが特徴的なブロックチェーンです。サイドチェーンはプライベートチェーンとしての仕様を持っているため、スケーラビリティや開発の柔軟性に優位性を持っており、メインのブロックチェーン上にDAppsを構築しない取り決めによって処理速度の高さとシステムの安全性を実現した仮想通貨です。また、LiskはMicrosoftともパートナーシップを結んだことでも注目を得ています。

またLiskはDApps(分散型ブロックチェーンアプリケーション)構築にあたって、世界的にも幅広く利用されるJavaScriptで記述可能なことが特徴です。イーサリアムと同様の機能をもつLiskですが、イーサリアムでは独自言語のSolidityを採用しているため開発のハードルが高いことに対し、開発者が比較的容易に開発に取り組めることがLiskの特徴です。

Lisk ではコンセンサスアルゴリズムとして、Delegated Proof of Stake(DPoS)が採用されています。DPoSではLisk保有者による投票で、取引承認を行う101人のデリゲート(代表者)を選出します。取引承認を行う毎に、取引承認作業による報酬としてLiskを受け取ることができます。その仕組みを利用してステーキングサービスを提供している事業者や取引所があります。

発行主体 Lisk Foundation(スイス)
発行方法 プログラムによる自動発行
上限発行量 1.6億LSK
コンセンサスアルゴリズム Delegated Proof of Stake(DPoS)

1-2.オーエムジー(OMG)のとは?

OMGはOMG Networkのネイティブトークンであり、イーサリアムのトークン規格の1つであるERC-20規格で発行されています。USDTなど多くのプロジェクトが同一の規格で発行されています。

イーサリアムの課題であったスケーラビリティ問題を解決するために、2020年6月にはイーサリアムのLayer2となる独自ネットワーク「OmiseGo Network」をリリースしています。

OMG発行元のOmiseという企業は「OMG Network」の開発を行っており、日本で言えばPayPay、LinePay等のようなキャッシュレスに取り組む企業であるというイメージを持っていただければ分かりやすいでしょう。東南アジアでは銀行口座を開設できない、クレジットカードを発行できない等、金融にアクセスできない国民が多数を占めています。

Omiseは、既存の金融システムに代わる、インターネット上の決済ネットワークを構築し、アンバンクトの人でもネット環境とデバイスさえあれば、簡単に金融の恩恵を享受できるサービスOMG Networkを展開しており、特にタイにおいては広範な普及率を誇っています。

発行主体 Omise Go Pte Ltd.
発行方法 プログラムによる自動発行
上限発行量 140,245,398 OMG
コンセンサスアルゴリズム Proof of Work(PoW)

②コインチェックの取引所とは?

LiskとOMGが取り扱いされているコインチェックの取引所は、取引手数料無料でビットコインと一部のアルトコインを売買できます。取引所は「板」と呼ばれる売買注文を表した情報を使って、ユーザー同士で資産を取引する形式です。難しそうに感じるかもしれませんが、コインチェックの取引所はWebサイトを開いた「ホーム」にあります。

「レート」と「注文数量」を入力して注文するので、基本的には指値注文です。右の「板」の中にあるレートをクリックすると、注文のレートに反映させることもできます。初心者でも利用しやすいよう、シンプルな機能・デザインとなっています。

さらに、アクティブに取引したい方は一画面でチャート分析から売買まで可能な、トレードツール「Tradeview」の利用もおすすめです。Tradeview は左側メニューの一番下にあります。コインチェックの取引所は現在ウェブブラウザのみで利用可能です。

③豊富に仮想通貨を取り扱っているコインチェックの特徴

コインチェックはマネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営している仮想通貨取引所です。初心者でも扱いやすい販売所を提供している他、取引所サービスではビットコインを手数料無料で購入できます。またコインチェックのスマホアプリは、取引画面もシンプルで初心者でも理解しやすいよう設計されています。独自サービスもアプリ内で完結できるので利便性が高く、スマホアプリの累計ダウンロード数476万を突破し国内No.1(AppTweakデータ協力:2019年1月~2021年12月)となっています。

コインチェックでは長期投資に便利なサービスも充実しています。積立サービス「Coincheckつみたて」は毎月一定額を口座振り込みから購入まで自動で実行されるもので、最低1万円から利用できます。購入のタイミングが分からない方や投資に時間を割けない方も、安定して長期的に仮想通貨投資に取り組めるでしょう。

「貸暗号資産サービス」は、投資家が保有している仮想通貨をコインチェックに貸し出し、期間と貸付数量に応じた利息分(最大年率5%)を仮想通貨で得られるサービスです。1万円相当から貸し出すことができ、ビットコインやイーサリアムをはじめ、コインチェックの販売所が取り扱うすべての通貨の中から選択できます。

④まとめ

LiskとOMGは取り扱っている仮想通貨取引所も増え、珍しい銘柄ではないかもしれません。ただ見覚えがあるからといって投資をするのではなく、長期的にこれらの銘柄がどのように社会に実装されていくのかを吟味することが必要です。その結果、投資をする判断をした場合には短期・長期のどちらであってもお得に取引できる取引所や有用なサービスを提供する仮想通貨取引所を探すことがおすすめです。

初心者の方の場合、取引所よりも販売所が使いやすいと思われるかもしれません。最初は注文に慣れるという意味で販売所を利用することも良いでしょう。ただし、長期で仮想通貨投資に取り組んでいくという場合には取引所の利用も不可欠となります。

コインチェックが提供する取引所では、取引画面がシンプルで初心者でも利用しやすいインターフェースとなっています。長期投資に便利なサービスもコインチェックでは複数提供している他、登録手数料も無料となっているため、気になるという方はWEBサイトからぜひチェックしてみてください。

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立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。