暗号資産IOSTとは?特徴や仕組み、購入方法まとめ

暗号資産取引所コインチェック(コインチェック)は9月8日、日本で初めてIOST(アイオーエスティー)の取り扱いを開始しました。IOSTの時価総額は9月9日時点に103億円であり、暗号資産市場全体で第98位にランクしています。ここでは、IOSTという暗号資産、及びブロックチェーンについて解説します。

目次

  1. IOSTの概要
  2. IOSTの特徴
  3. IOSTの展望
  4. IOSTを取り扱っている暗号資産取引所
  5. IOSTの「貸仮想通貨」や「つみたて」も可能なCoincheck
  6. まとめ

①IOSTの概要

IOSTは、スマートコントラクトを利用したdApps(分散型アプリケーション)を構築するためのプラットフォームの名称であり、ネイティブトークン(暗号資産)の名称でもあります。IOSTは、クレジットカードと同等の処理能力でブロックチェーン技術を様々なサービスが活用できるようにすることを目指しています。

IOSTのネットワークは、「シャーディング技術」と独自のコンセンサスアルゴリズム「PoB(Proof of Believability)」により、高速なスケーラビリティ(処理能力)と非中央集権性の実現を目指しています。

IOST r&d
参照元:elDesign 実証実験の概要

2019年2月25日にメインネットをローンチしたIOSTは、日本国内においても研究開発などが行われています。再生可能エネルギー電力の取引システムの実証実験や、精密医療やヘルスケアに関するデータ管理の活用など、複数のプロジェクトが進められています。

②IOSTの特徴

1、シャーディング技術

IOSTは、スケーラビリティ(処理速度)と非中央集権化の両立を目指しており、シャーディング採用と、独自の合意形成アルゴリズムを特徴としています。

シャーディングとは、”トランザクションの検証作業をバリデーターのグループごとに分け、並列してトランザクションを処理する技術です。具体的に、メインチェーンとは別の「サイドチェーン」でトランザクションを処理していきます。サイドチェーンを複数に分ける(シャードする)ことで、メインチェーンへの負荷を軽減し、高い処理能力を実現する仕組みです。

シャーディング自体はEthereum2.0(下図)でも導入が計画されており、市場の注目度の高い技術です。Sharding iost参照元:Blockchain Biz Ethereumの処理能力を向上させるSharding 

2、独自の合意形成アルゴリズム

IOSTの2つ目の特徴は、独自の合意形成アルゴリズムです。中央集権的な管理者を持たないブロックチェーンは、台帳情報をネットワーク上の全員で共有するため全体の合意形成を行います。

IOSTは、「Proof of Believability(PoB)」という合意形成アルゴリズムに基づいています。PoBは、ノードが保持しているIOSTトークンの数、ノードの評判、貢献度、およびノードの振る舞いなど、いくつかの要素を使用します。これにより、ネットワークセキュリティを損なうことなく、高速なトランザクションを可能にしています。

③IOSTの展望

IOSTは「DeFi(分散型金融)」分野への展開を強化しています。2019年からDeFiエコシステムの構築に着手しており、パートナーシップの締結やDEX(分散型取引所)プロジェクトの立ち上げ等を行ってきました。

先日、IOST公式ブログにて公開された「IOSTのDeFiエコシステム」に関する記事によると、2020年後半のスローガンに「All in DeFi」を掲げています。サポートファンドを創設し、DeFi分野のプロジェクトとの関係強化や新たなサービスの開発など、IOSTエコシステムの成長を促進していく意向を示しています。

④IOSTを取り扱っている暗号資産取引所

IOSTの「貸仮想通貨」や「つみたて」も可能なCoincheck

Coincheck
Coincheckはマネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営している暗号資産取引所です。Coincheckは、2020年9月8日に国内で初めてIOSTの取扱いを開始しました。

CoincheckはIOSTを含めて14種類もの暗号資産を取り扱っており、国内では最多となっています。Coincheckは直感的に使いやすいインターフェイスが特徴で、初心者でも簡単に暗号資産を購入できるよう設計されています。同社アプリの累計ダウンロード数は2020年8月時点に295万件を突破しています。

Coincheckでは販売所でIOSTを売買できるだけでなく、「貸仮想通貨」や「つみたて」サービスでも利用できます。貸仮想通貨というのは、ユーザーが保有している暗号資産を貸し出して最大年利5%を得られるサービスです。また「Coincheckつみたて」は、毎月最低1万円から自動積立を行うことができるサービスです。

取扱銘柄(販売所) IOST、BAT、ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、モナコイン、ネム、ファクトム、ステラルーメン、クオンタム
最小注文数 500円相当
関連サービス 貸仮想通貨、Coincheckつみたて

⑤まとめ

日本国内の取引所もここ最近は新たな資産を追加するケースが増えてきました。2017年の改正資金決済法に従って金融庁の登録を受けた暗号資産交換業者で取り扱っている暗号資産は「ホワイトリスト」と呼ばれています。ホワイトリストに含まれる暗号資産は、国内の他の取引所が取り扱うケースも多くなっています。

金融庁のHPによると、2020年7月時点に24の暗号資産交換業者が金融庁の認可を受けており、取引所ごとの取り扱い資産はおよそ25種類前後となっています。IOSTはホワイトリストに最近追加された格好となるため、今後ますます注目が高まっていくでしょう。IOSTに投資したいと考える方は、まずはコインチェックの口座を開設しましょう。口座開設は無料でできるので、この機会にぜひチェックしてみてください。

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HEDGE GUIDE 編集部 暗号資産・ブロックチェーンチーム

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