昨日のビットコイン相場は上昇。47,000ドルの高値を再度トライする動きを見せたが、超えきれない動きが続いている。47,000ドルは以前から指摘していたフィボナッチの半値戻しの位置で、ここが綺麗に抵抗線として機能していることがチャートからもわかる。
本日は47,000ドルをバックに戻り売りをしながら500ドルから1,000ドル幅の利益を狙うトレードで検討。考えておくべきはショートで大きく利益を取ることよりはトレンドに乗ることであるため、どこかでロングに転じないといけないという方向性は変えておらず。初心者は無理にエントリーする必要もないため、大きく急落や押し目をつけるタイミングまで待っても問題はない。
イーサリアムも少し上値が重くなってきているため調整局面の可能性もあり、焦ってロングエントリーする必要はなくちゃんと押し目を待つことが大切。またエントリーも細かく分けながら「負けないトレード」を意識して小さなlotからエントリーしていくことがいいだろう。
仮想通貨市場のニュースではHuobiがONTを上場するとの発表があったことや、アメリカの大手資産運用会社で40兆円以上の資産を運用するニューバーガー・バーマンが仮想通貨デリバティブ運用を許可していることがあり、大手投資家が参入する動きは継続している状況。
また、第二四半期はイーサリアムがビットコインの取引量を上回っているというデータがコインベースの決算で出てきており、イーサリアム関連やエコシステムの拡大がされていく中でイーサリアムがマーケットを牽引しつつある様子。
米国市場はNYダウが引き続き大幅上昇する動き。米国債金利は若干低下しているが大きな動きはなく、ドル円も予想通り110円台後半からの上値は思い状況。
足元の注目点は、アメリカで債務上限問題により9月には政府資金が枯渇する可能性が指摘されている点。通常、債務上限引き上げで毎回対応がなされているが、今回は共和党議員46人が上限引き上げには応じないとの書簡を提出している。民主党への脅しや交渉材料で行っているとは考えられるものの、アメリカのデフォルトは金融市場を混乱に陥れる可能性があるため、一応チェックしておきたい話題。
また、テーパリングする可能性が高まってきている中、中央銀行高官からも金融緩和からの方向転換を行ってもいいとする話題も出てきており、テーパリングの可能性が一気に高まると株価の下落につながることは頭に入れておこう。
ドル円は引き続きショート継続で110円ターゲット。またNYダウのショートは本日からエントリー予定。
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中島 翔
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